車のガソリンは常に「満タン」にしておくべき? 節約のコツはあるの?

配信日: 2025.01.23

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車のガソリンは常に「満タン」にしておくべき? 節約のコツはあるの?
車の給油方法には、満タンで入れる方法と少量ずつ入れる方法があります。満タン給油は1回で済む一方で、車体重量が増えることで燃費への影響を心配する方も多いでしょう。
 
今回は、満タン給油と少量給油それぞれのガソリン代の違いや、実際の燃費への影響について解説します。効率的な給油方法を選ぶ際の参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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満タン給油と少量ずつの給油、ガソリン代の違いは?

資源エネルギー庁の石油製品卸価格調査によると、令和7年1月6日時点のガソリン平均価格は1リットル180.6円です。仮に、55リットルで満タン給油した場合、9933円となります。2000円指定で入れた場合、約11リットルのガソリンを入れられますが、3分の1にも満たないため、こまめにガソリンを入れる必要があります。
 
しかし、災害時に備えて、車の燃料は満タン近くにしておくと安心できる可能性があります。タンクの容量や燃費によって異なる場合もありますが、燃料が満タンであれば、400キロ程度の移動が可能になるとされているようです。
 

満タン給油と少量ずつの給油、燃費は変わる?

ガソリンの重量は、1リットル約0.75キロ程度になるようです。ガソリンを55リットル満タンに入れた場合、重さは41.25キロとなります。こまめに入れずにガソリンが空になる直前まで走行した場合、40キロ近くの軽量化につながる可能性があります。
 
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の「エコドライブ10のすすめ」によると、100キログラムの不要な荷物を乗せて走ると、3%程度燃費が悪化するそうです。100キログラムで3%ということは、約40キログラムだと1.2%程度燃費が悪化することになります。
 
満タンの方が若干燃費が悪くなる可能性はありますが、ガソリンの量によって燃費には大きな差がでることはないと考えられます。
 

燃費がよくなる運転のポイント

燃費がよくなる運転のポイントとして、以下の3つがあげられます。

●ふんわりアクセル
●加速・減速の少ない運転
●タイヤの空気圧をチェック

ここからは上記の内容について、詳しく見ていきましょう。
 

ふんわりアクセル

ふんわりアクセルとは、車を発進する際にゆっくりとアクセルを踏み込んでいくことです。通常の発進時と比べて、最初の5秒間で、時速20キロメートル程度の穏やかな加速を心がけることで、燃費を約11%改善できるとされています。ゆっくり発進することで、燃費の改善だけでなく、安全運転にもつながる可能性があります。
 

加速・減速の少ない運転

前方の交通状況をよく観察し、速度変化を最小限におさえることで、燃費の向上につながる可能性があります。適切な車間距離を保ちながら、急な加速や減速を控えるとよいでしょう。
 
無駄な速度変化は、市街地で2%、郊外では6%も燃費が悪化するようです。交通状況に応じて、速度変化の少ない運転を心がけることが大切です。
 

タイヤの空気圧をチェック

燃費をよくするには、タイヤの空気圧を適正値にしておく必要があります。公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団によると、空気圧が適正値より、50キロパスカル(0.5キログラム/平方センチメートル)不足した場合、市街地では2%程度、燃費が悪化するそうです。
 
郊外では、燃費が4%悪化するとされています。安全運転のためにも、タイヤの空気圧は定期的にチェックすることが大切です。
 

満タン給油と少量ずつの給油では燃費に大きな差はない

今回は、満タン給油と少量給油の違い、燃費のよい運転方法について解説しました。給油方法の違いは、燃費にそれほど大きな影響を与えませんが、災害時の備えとして、常に満タンに給油しておくと安心できる可能性があります。
 
燃費をよくするためには、ふんわりアクセルや速度変化の少ない運転、タイヤの空気圧管理が効果的だとされているようです。安全で環境にやさしい運転のためにも、エコドライブを心がけましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団 エコドライブ エコドライブ10のすすめ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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