「ポケット型Wi-Fi」「ホームルーター」「光回線」インターネット回線で一番コストがよいのはどれ?比較して解説
配信日: 2025.01.30
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本記事では、3つの回線のメリット・デメリットを比較し、一番コストがよいのはどの通信か検証します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「ポケットWi-Fi」「ホームルーター」「光回線」の違い
ポケットWi-Fi、ホームルーター、光回線はインターネットを家の中で使う手段ですが、それぞれに違いがあります。
通信速度
通信速度は光回線だと最大10ギガBPS、1ギガBPSの高速通信に対応しています。ポケットWi-Fiやホームルーターの場合、5G対応か4G対応かによって速度は変わってきます。5G対応のものであれば、受信時で最大4.2ギガBPSに対応するものもありますが、4Gの場合440メガBPS対応です。
利用する場所が、光回線対応エリアか5G対応エリアかといった条件によりますが、全てのサービスが利用できるエリアでは、光回線が10ギガBPS対応のため、高速通信が利用できるといえます。
速度制限
光回線に速度制限はありませんが、一定期間に膨大なデータ通信を行った際、プロバイダーや回線事業者の基準により速度制限がかかる場合があるようです。
一方ポケットWi-Fiやホームルーターの場合、5G、4Gにおける通信回線を利用しているため、使用は無制限ではありません。混雑時や契約内容によって一定量の通信を行うと速度制限がかかります。
月額料金
光回線の場合、10ギガと1ギガで料金に違いがあります。ある光回線の場合、10ギガプランで月額6380円からとなっており、1ギガプランではマンションの場合は月額4400円から、戸建ての場合は月額5720円からとなっています。
ポケットWi-Fiの場合、5G対応かつ月間データ容量上限なしで、月額5500円程度です。またホームルータープラン5Gの場合5200円前後となっています。また、4Gでの契約の場合は月額4900円が目安です。
このことから、3つの回線とも金額差はほとんどないものの、5G対応エリア以外での利用では、ポケットWi-Fiやホームルーターの利用が低料金だといえます。
「ポケットWi-Fi」「ホームルーター」「光回線」のメリット・デメリット
それぞれの通信での違いや料金の違いだけで選んでしまうと、使い始めてから不便さや不満を感じてしまう可能性があるかもしれません。それぞれのメリット・デメリットも知っておくとよいでしょう。
ポケットWi-Fiのメリット・デメリット
ポケットWi-Fiのメリットは、持ち運びができ、工事不要ですぐに利用できることです。一方でデメリットは、光回線より速度が遅いことや、通信制限がかかる場合があること、場所によって圏外になり利用できない場合があることが挙げられます。
ホームルーターのメリット・デメリット
ホームルーターのメリットは、工事不要で手軽にWi-Fiの環境が作れ、ルーターの設置場所も自分で決められることです。
デメリットはポケットWi-Fi同様に通信速度が光回線より遅く、完全無制限ではないことが挙げられます。また、光回線対応のマンションの場合だと、光回線の方が安いこともデメリットだといえます。
光回線のメリット・デメリット
光回線のメリットは通信速度が速く安定性が高いうえに、データ容量の大きな通信が可能なことです。デメリットは、新規開通時には工事が必要であり、地域や住居物件によっては利用できない場合があることが挙げられます。
一番コストがよい通信回線は利用環境により違う
比較して分かったことは、利用する環境により選択できる回線やサービス、プランに違いがあることです。回線サービスが適用対象エリア外の場合、選択肢は限られてしまうため、その中で比較するとなると月額料金での差は殆どないといえるでしょう。
料金面だけで検討すると、日本国中ほとんどのエリアで利用できるポケットWi-Fiとホームルーターの4Gプランとなるでしょう。速度や通信量を気にせずインターネットを適度に使いたい場合は、4Gプランの通信速度でも十分問題ないため、このプランが一番コストがよいといえます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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