マイナンバーカードを発行してキャッシュレス決済をするとお得?最大5000円分付与される「マイナポイント」とは
配信日: 2020.04.21 更新日: 2020.04.22
本稿はその仕組みについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
マイナポイントとは?
この制度は、まだ国会で予算が成立していないので100%確定ではありませんが、総務省が主体となって推進する、「消費活性化」「マイナンバーカードの普及促進」「官民キャッシュレス決済基盤の構築」を目的とする事業です。
その仕組みは、自分のマイナンバーカードをキャッシュレス決済とひもづけ、キャッシュレス決済をする際に、マイナポイントが購入額(チャージ額)の25%(上限額5000円)が付与されるというものです。
現時点でできる準備は?
マイナポイント制度がスタートした場合に備えて今現在できることは2つです。
1 マイナンバーカードの取得
2 マイナポイントの予約(マイキーIDの取得)
になります。
すでにマイナンバーカードをお持ちの方は2のマイナポイントの予約のみが必要になります。
マイナンバーカードの取得方法は?
国内に住民票がある方へは、国籍問わず「マイナンバー通知カード」および「個人番号カード交付申請書」が送付されています。
その「個人番号カード交付申請書」を使っていくつかの方法で申請が可能です。
1 スマートフォンによる申請
交付申請書にあるQRコードを読み込むことで、スマートフォンのカメラで顔写真を撮影し、申請します。
2 パソコンによる申請
交付申請書に記載されたアドレスのWEBサイトにアクセスし、スマートフォンと同様、ご自分の顔写真をパソコン上に用意した上で申請します。
3 まちなかの証明写真機からの申請
まちなかに設置されている証明写真機の中には、マイナンバー申請対応のものがあります。その写真機に交付申請書のQRコードを読み込ませることで、その写真機で撮影した顔写真を利用して申請します。
4 郵送による申請
マイナンバー通知カードに同封されている個人番号カード交付申請書に顔写真を貼りつけて郵便ポストに投函し、申請します。
また、もし通知カードや交付申請書を紛失などしてしまった場合でも、市区町村の窓口で手書きフォームが用意されているなどしているので、そちらに記入して申請することもできるようになっています。
注意点としては、申請から交付まで1ヶ月ほどかかるという点が挙げられます。予定通りマイナポイントが実施となった場合、2020年7月からら2021年3月末までの予定ですので、それに間に合わせるためには早めの手続きが必要です。
費用については、初めての申請の際は無料です。ただし、紛失などのために再発行する場合、再発行手数料1000円(電子証明書あり)、800円(電子証明書なし)かかるので、注意が必要です。
マイナポイントの予約方法は?
マイナンバーカードが手元に届いたら、次はマイナポイントの予約です。
スマートフォン(iPhoneおよびAndroid)の場合は、アプリのインストールをした上で、マイナンバーカードを読み込ませ、暗証番号を設定すれば完了です。
パソコンの場合は、「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールした上で、対応するICカードリーダライタを用意してマイナンバーカードを読み込み、
暗証番号を設定すれば完了です。なお、ICカードリーダライタについては、2000円から3000円程度で購入可能です。
まとめ
現時点ではまだ情報が出そろっていない部分が多いマイナポイントですが、今からしっかり早めの準備をしておくことで、25%還元(上限額5000円)を受けることができるようになります。
若干、手間がかかるかもしれませんが、マイナンバーカード自体、健康保険証としての利用予定があるなど、今後利用する機会も増えてくると考えられますので、これを機会に取得してみてはいかがでしょうか?
[出典]
総務省「マイナポイント事業」
地方公共団体情報システム機構「マイナンバーカード総合サイト」