更新日: 2019.01.10 その他暮らし

約181億円が換金忘れ 宝くじに当選したら確実に換金できる方法

執筆者 : 束野浩

約181億円が換金忘れ 宝くじに当選したら確実に換金できる方法
宝くじと言えばみずほ銀行や駅前の宝くじの店頭販売が一般的です。しかし、最近ではナンバーズやロトなどの数字選択式宝くじも人気があります。

2001年3月(平成12年)にみずほ銀行(旧富士銀行)が初めて数字選択式宝くじを販売し、既に15年近く経過しています。購入方法も多様化してきているようです。

これまでに、都市銀行や地方銀行の一部では、ATMでナンバーズやロトを販売していましたが、平成26年1月からインターネットでもナンバーズが販売されるようになり、さらにロトも追加となりました。最近は、これらの宝くじをATMで取り扱う金融機関も増えています。
束野浩

Text:束野浩(つかの ひろし)

ロングステイ財団登録アドバイザー

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者
鹿児島県出身。電機メーカに入社後、銀行の情報システム営業を経て、平成25年FPとして独立。転勤族かつ趣味の旅行が高じて、渡航歴40数回。日本全国に宿泊した経験を活かし、ロングステイに関する個別相談やセミナー講師を務めている。日本FP協会福岡支部の幹事やマンション管理組合理事長、九州ロングステイ同好会の幹事の経験を活かしつつ、年金支給開始年齢65歳時代となるまでに、定年前からどのような準備をすれば良いのか等、健康年齢までにやっておきたい事、定年後の生活レベル向上へのアドバイスなどを中心に活動中。

ATMでナンバーズやロトを購入する方法

ATMでナンバーズやロトを購入する方法や注意点をみていきましょう。銀行ATM で若干異なることもありますが、おおまかには下記の通りとなっています。
 
(1) 銀行の口座(総合・普通・貯蓄等)が必要で、キャッシュカードを利用して購入します。口座から引き落としが原則です。直接現金での購入はできません。

(2) 一般の窓口販売と同様に、未成年者は取引等の制限があります。

(3) 取り扱いできるのは「ナンバーズ」や「ロト」で、ジャンボ宝くじ等は取り扱えません。

(4) 金融機関によって画面や取引内容、入力方法は異なるので注意が必要。

(5) 入力終了後、ご利用明細書がプリントアウトした時点で取引が成立しますので、取引成立後の取り消しや訂正をすることはできません。

(6) 当選金は抽選日の原則2営業日に、預金口座へ振り込みされます。

(7) 高額当選金(300万円超/一口あたり)の場合は銀行から連絡がありますが、銀行により連絡方法が異なるようです。

(8) 宝くじ当選金は非課税ですので、確定申告等は必要ありません。
 
もしも当選したら、自分の口座に自動的に振り込んでくれるのですから、換金忘れがなくとても便利なシステムですね。
 
ちなみに、宝くじはせっかく当選しても、期限内に換金をしない人が多く、毎年莫大な未換金が発生し、「時効当選金」となっています。
全国自治宝くじ事務協議会によれば、平成24年度に約181億円の時効当選金が発生したというから驚きです。

ネット銀行なら24時間ナンバーズやロトが購入できる

最近ではネット銀行でも、ナンバーズやロトを購入できるところがあります。ネット銀行で、ナンバーズやロト を購入するメリットは、なんといっても24時間いつでもどこでも購入が可能であることです。
 
スマートフォンやからの購入なら、移動時間やちょっとした空き時間などを使って、ナンバーズやロトを楽しむことができます。また、購入する期間や曜日を指定するなど、定期的な自動購入が設定できるネット銀行もあります。
 
毎週、継続してナンバーズやロト を購入したいけれど、買い忘れてしまうという人には、もってこいのシステムです。ATMと同様に、当選金は口座に自動的に振り込まれるので安心です。
 
現在、ナンバーズやロトが購入できるネット銀行は、楽天銀行、ジャパネット銀行、みずほ銀行のインターネットバンキングなどです。とくに楽天銀行では、1口あたり1ポイントの楽天スーパーポイントがたまるという特典もあり、ナンバーズやロトをお得に楽しむことができます。
 
買いやすい方法がたくさん登場し、より身近になったナンバーズやロト。ピンときた方は、運だめしをしてみてはいかがでしょうか?
 
 
Text:束野 浩(つかの ひろし)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、ロングステイ財団登録アドバイザー。

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