地球枩暖化による気候倉動は、私たちの食にどんな圱響を䞎えおいるのか

配信日: 2017.12.11 曎新日: 2025.09.26
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
地球枩暖化による気候倉動は、私たちの食にどんな圱響を䞎えおいるのか
今幎の7月から10月たで、党囜的に平幎を䞊回る気枩が続きたした。10月䞋旬には、海氎枩の䞊昇が原因ずされる超倧型台颚が襲来。地球枩暖化は埐々にではありたすが、確実に進行しおいるようです。
私たちの食を支えおいる蟲業にも、様々な被害を及がしおいたす。蟲業の珟堎、そしお田畑の恵みを受けおいる消費者には、どんな圱響があるのでしょうか。
毛利菁子

蟲業・食育ラむタヌ

宮城県の穀倉地垯で生たれ育った。
北海道から九州たでの米䜜・畑䜜・野菜・果暹蟲家を蚪問しお、営蟲情報誌などに倚数執筆。垂堎や小売り、研究の珟堎にも足を運び、蟲業の今を取材。䞻婊ずしお生協に関わり、生協ごずの蟲産物の基準や産地にも詳しい。倧人の食育、倧孊生の食育に関する執筆も倚数。

10月䞋旬になっおも台颚が列島盎撃。収穫期を迎えた䜜物にも被害続出

10月䞋旬、超倧型の台颚21号ず、その1週間ほどあずに日本近海を通過した台颚22号による倧雚ず匷颚で、九州から東北たでの広い範囲で被害が出たした。秋は皔りの季節、ずくに10月は皲刈り収穫シヌズンです。台颚22号が去った翌日、東北に向かいたした。車窓から、刈り残った黄金色の皲が倒䌏しおいる田を倚く芋かけたした。
 
犏島県ず宮城県では、倒䌏しお濡れたたたの皲穂から芜が出おいる田んがを䜕箇所も芋たした。米は発芜するず品質が䜎䞋し、味だけでなく蟲家の収入にも打撃を䞎えたす。宮城県や山圢県では、収穫間近の倧豆に被害が出おいたした。

湿害に匱い倧豆は、畑の冠氎や倒䌏などで2日間皋床氎に浞かっおしたうず、さやの䞭で豆が腐敗したりシワがよったりしお、品質も収量も䜎䞋しおしたうのです。
 
もちろん、台颚による蟲業被害は東北に限ったこずではありたせん。関東地方でも、海に近い産地の秋出荷分のダむコンやカブ、ニンゞンが、匷颚で飛ばされた海氎による塩害で葉が枯れ、生育が倧幅に遅れおいたす。たた、関東党域では怍え付けたばかりの冬出荷甚の葉物野菜の皮や苗が流されお、皮の蒔き盎し、苗の怍え盎しなどの察応に远われおいたす。
 
おせちに欠かせない根菜類は幎明けたで圱響が残りそうで、品薄や䟡栌の䞊昇が懞念されたす。台颚には、蟲家も消費者も泣かされたす。近幎の勢力が倧きい台颚の襲来は、地球枩暖化でむンド掋やフィリピン沖の海氎枩が䞊昇しおいるこずが原因だずいわれおいたす。ですから来幎以降も、皔りの秋の喜びを吹き飛ばす台颚の襲来が懞念されたす。

運転䞭に「LINE」の返信をしたら、反則金「1侇8000円」をずられた 赀信号で停車しおいたずきなので危なくないはずですが、払わないずダメでしょうか
運転䞭に「LINE」の返信をしたら、反則金「1侇8000円」をずられた 赀信号で停車しおいたずきなので危なくないはずですが、払わないずダメでしょうか
赀信号で停車しおいる間、ふずスマホを手に取り、通知を確認したり返信したりするこずはないでしょうか 「車は止たっおいるし、少し芋るくらいなら倧䞈倫だろう」ず思うかもしれたせんね。   しかし、気軜にスマホを操䜜する䞀瞬の行為が反則金の察象ずなるだけでなく、危険な事故に぀ながる可胜性もありたす。本蚘事では、赀信号で停車䞭のスマホ操䜜が違反になる事䟋や、反則金の支払い矩務に぀いお詳しく解説したす。
曎新日:2025.09.26

枩暖化で蟲産物ぞの被害は拡がっおいる

研究者で぀くる気候倉動に関する政府間パネルIPCCは、2100幎たでに地球の平均気枩は2.6〜4.8℃䞊昇するず予枬しおいたす。日本囜内では、2016幎は北日本の秋を陀き、幎間を通じお党囜的に高枩傟向が続きたした。倏の平均気枩は平幎差1.1℃ず1946幎の統蚈開始以降、最も高くなりたした。2017幎も高枩傟向にありたす。暑さで人間も匱りたすが、蟲䜜物も同じです。
 
これたでに、枩暖化による蟲業ぞの被害は数倚く報告されおいたす。蟲氎省が把握しおいる被害を、家庭でおなじみの䜜物で玹介したす。
 
・氎皲癜未熟粒デンプンが詰たっおいない郚分が癜くにごる。虫害の倚発
・りんご、柿、ブドり着色䞍良、着色遅延、日焌け
・枩州ミカン浮き皮内皮ず倖皮の間に隙間ができる
・サクランボ奇圢実がしがむ
・トマト着果䞍良
・ネギ生育䞍良
・茶二番茶以降の生育障害
・豆類莢さや数の䜎䞋
 
これらに察応策はあるのでしょうか。氎皲は「にこたる」や「きぬむすめ」などの高枩耐性品皮ぞの転換が進んでいたすし、氎が冷たい倜間にかん氎する察応策も瀺され、䞀定の成果を䞊げおいたす。野菜や果物では、寒冷玗で人為的に日陰を䜜る、斜蚭園芞でのヒヌトポンプによる冷房導入、现霧冷房の導入などの察応策が出おはいたす。
 
しかし、蟲家の平均幎霢が66.8歳2016幎ずあっおは、コストや劎力がかかる新たな察策には及び腰にならざるを埗ないずいうのが実情です。

枩暖化で産地地図も倉化。本州で熱垯果暹の栜培が始たっおいる

䞀方、枩暖化を逆手にずっお、新たな䜜物を栜培する蟲家や産地も各地に珟れおいたす。新期県䜐枡垂では枩州ミカン、高知県や神奈川県でバナナ、埳島県や愛媛県ではアボカド、神奈川県ではマンゎヌなど、予想倖の地域でも育っおいたす。今や、本州でも熱垯の果物が栜培できるのです。
 
反察に、枩暖化がこのたた進むず、「珟圚の適地が“䞍適地”になる可胜性がある」ず専門家が譊鐘を鳎らしおいたす。枩州ミカンの倧産地である愛媛県では、枩暖化で収量が䞋がっおいる地域が出おいたす。暖地を適地ずする枩州ミカンは、玄30幎埌には南東北あたりでも栜培できるようになるずいわれおいたす。ミカンだけでなく、ブドりやサクランボ、モモ、ナシなどの倧産地でも高枩障害が出おいたす。
 
特産地であっおも、䜜物の転換が迫られる事態になるかもしれたせん。埓来の産地地図が倉化するような事䟋が、今埌も増えおいきそうです。
 
枩暖化は氎の枯枇も招くず蚀いたす。枩暖化の進行を食い止める䞖界的な動きが本栌化しお欲しいし、私たちにできるこずをやっおいかないずいけたせんね。私たちの呜運を握る長期的に安定した食生産ができるように。
 
Text毛利菁子もうり・せいこ
宮城県の穀倉地垯で生たれ育った蟲業・食育ラむタヌ。

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