更新日: 2020.12.21 その他暮らし

アイドルなど「推し」のために借金している女性は、どんなことにお金を使っているの?

アイドルなど「推し」のために借金している女性は、どんなことにお金を使っているの?
みなさんは好きなアイドルや俳優、スポーツ選手などはいますか? アニメのキャラクターが好きな人もいますよね。ライブや舞台を見たり、CDやグッズを収集するのは楽しいものです。
 
それでは「推し」のためにどのくらいお金を使っていますか? チケット代や遠征費など、積もり積もると、結構な金額になっているのではないでしょうか。中には借金してまで活動をしている人もいるかもしれません。
 
東晶貿易株式会社は、「女性によるアイドルやアニメなど『推し』のために借金をした経験の調査」を実施したところ、「推し」ために借金の利用をしたことがある20歳以上の女性が114人いることが分かりました。今回、この方たちを対象に、借金の金額や利用用途などのアンケート調査を行いました。それでは結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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「推し」のために借金したことがある人の「推し」対象の半数は、ジャニーズやAKBなどのアイドル

「推し」のために借金経験がある女性の職業を見ると、最も多いのが会社員(事務系)が24.6%、次いでパート・アルバイトが15.8%、会社員(その他)14%、専業主婦13.2%、学生9.6%という結果になりました。
 
どういった「推し」に借金を使ったのか尋ねると、「アイドル」が約半数と最も多く、次いで「アニメのキャラクター」、それ以降は10%以下で「俳優・女優(2.5次元)」「俳優・女優(3次元)」「ホスト」「地下アイドル」と多岐にわたりました。
 
具体的な「推し」としてはAKB48、乃木坂46、ジャニーズといったアイドルが多く、他には宝塚、プロレスラー、鬼滅の刃などが挙がりました。今年は「鬼滅の刃」が空前のヒットとなっており、映画を何度も見たりコミックスの全巻買い、グッズの収集やコスプレ、聖地巡礼などする人がいそうですね。
 

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借金の使いみちは遠征費やチケット代、CDや握手券など

「推し」のために借金をどう使ったのかを聞いたところ、「コンサートツアーの旅費にあてた(43才/会社員/5万1~10万円)」「遠征費、チケット代(24才/学生/5万1~10万円)」というように、遠征費に使ったという回答が見られました。なかなかチケットが取れない場合は、地方遠征もいとわないようですね。飛行機代や宿泊費を考えるとかなり高額になります。中には全国複数の場所でのライブに参加する人もいるでしょう。
 
「CDやDVDを買いまくった(36才/会社員/1万円以下)」という人も。最近は何種類かの形態で販売し、ジャケットや収録曲がそれぞれ違っていたり、中に入っているフォトブックやポストカードが違っていたりすることがあります。ファンならば全てそろえたいと思うものですが、全ての形態を購入すると当然高額になります。
 
また、「握手会(24才/学生/5万1~10万円)」という回答もありました。握手会に行くにはCDに封入された参加券を獲得するというのが一般的です。握手会会場に行くために遠征することもあるでしょう。
 
他には「舞台のチケット代、プレゼント、個人イベントを積むため(26才/パート・アルバイト/100万円以上200万円未満)」「欲しいカードのガチャを引く。(32才/会社員/50万円以上100万円未満)」に使ったという人もいました。
 

「推し」のために借金している人のうち、10万円以上借りている人が4割

「推し」のために合計でいくら借りたか聞いたところ、「1万円以下」が24.6%と最も多く、次いで「1万円~5万円」(21.9%)、「10万円~50万円」(17.5%)、「5万1円~10万円」(14.9%)という結果になりました。4割近くが10万円以上の借金をしていることになります。
 
「推し」のために借金をしたことについて、後悔しているか尋ねたところ、49.1%が「後悔していない」と回答しました。「推し活」が生きる原動力となっている人もいますので、悔いはないのかもしれません。一方で「後悔している」は28.9%で、後になって冷静に考えて、青ざめる人もいることでしょう。
 
「推し」を応援することが生きがいならば、そこにお金を使うことには文句はいえませんが、借金してまで活動するのは考えものです。親に少し借りるくらいならまだいいのですが、消費者金融などから借りることはやめた方がいいでしょう。借金がある場合は、なるべく早く返済し、身の丈にあった活動にとどめるべきですね。
 
[出典]
※東晶貿易株式会社「女性によるアイドルやアニメなど『推し』のために借金をした経験の調査」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部