1万円チャージした「Suica」をなくしてしまった・・それでも残額が保護される裏技

配信日: 2019.07.25 更新日: 2019.08.05

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1万円チャージした「Suica」をなくしてしまった・・それでも残額が保護される裏技
近年は日本のいたるところで、交通系ICカードが一般的になってきています。そんな中、皆さん、もしカードを紛失してしまったときの対応を覚えていらっしゃいますか?
 
交通系ICカードを「記名式」にしておくことで、いざというときにも安心です。本稿ではJR東日本の「Suica」を例に、その方法を解説します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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ICカードを無くしてしまったらどうなる?

交通系ICカードを無くしてしまった場合、誰かが拾ってそのまま交番や駅事務室などに届けてくれればいいのですが、もし心無い人に拾われそのまま使用されてしまうという可能性も否定できません。(法律的には当然アウトです。)
 
チャージをしたばかりで残額がかなり多かったときなどはショックも大きいかと思います。
 
しかし、交通系ICカードを「記名式」にしておけば、無くしたことに気が付いた時点で連絡をすれば、その時点までの残額が保護されます。もし定期券として登録しているなら、拾った人は利用できなくなり、もちろん戻ってきたときにはまた元の状態で使用することができます。
 

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記名式ICカードの作成方法

新規購入あるいはすでに持っている無記名式のICカードを記名式に変更する2通りのやり方があります。
 
どちらの場合でもJR東日本なら、みどりの窓口か券売機で発行できます。費用としては、カードのレンタル料といえる、デポジット500円と運賃等に使える電子マネーのチャージ分の合計金額となります。(無記名式から記名式への変更の場合、デポジットはかかりません。)
 
登録する内容は「氏名」「生年月日」「性別」「電話番号」の4項目ですので非常に簡単です。また、記名式にしておくことで別に登録をすると、ポイントサービスが利用可能になるというメリットもあります。
 

実際に無くした場合の手続き方法

では、実際に無くした場合はどのように手続きをすればよいか確認します。
 
(1)近くのSuica対応駅や、PASMO使用事業者のバス営業所などの窓口に行って申し出ます。
 
(2)必要書類に記入することで、旧カードの停止手続き、および新カードの発行手続きになります。
 
このとき、旧カードの固有番号(カード裏面右下にある17桁の英数字)も記録してあり、これを伝えることができると、登録時の情報(名前や電話番号等)が変わったのに再登録していなかったとしても対応してもらえる可能性が上がるといえます。
 
(3)残念ながら当日再発行はできないので、翌日~2週間以内に再発行カードを受けとります。
 
(4)再発行手数料510円+デポジット500円を支払い新たなカードを受けとります。チャージ残高が使用されていなければ、最後の残高状態で、定期券であれば有効期限もそのままの状態で戻ってきます。
 
(5)旧カードの停止処理が完了後、そちらは一切無効になります。ですので、もし家のベッドの下から見つかったというような場合でも、使用はできませんのでカードをみどりの窓口などへ持ち込んで返却し、デポジットの500円を返金してもらうという手続きが必要になります。
 

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まとめ

以上のことから、交通系ICカードを利用する場合は記名式にしておくことで、万が一の紛失したときでも安心かつ、損失が少なくて済むということがご理解いただけたでしょうか?
 
私も財布ごとバスの中に忘れたことがあり、終点の車庫で回収され交通系ICカードに登録していた電話番号に連絡が来て、事なきを得たという経験もあります。
 
少しの手間で大きな被害を防ぐことにつながりますので、皆さまもぜひこの機会に記名式交通系ICカードにしてみてはいかがでしょうか?
 
参考:JR東日本「Suica」
 
※2019/8/5 内容を一部変更させていただきました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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