更新日: 2021.11.18 住宅ローン
住宅ローン控除や借り換えに必要な残高証明書を詳しく解説
年末残高証明書を見れば、年末時点の住宅ローン借入状況がわかります。住宅ローン控除や借り換えの際にも使用する大切な書類です。
ここでは、年末残高証明書の記載内容や送られてくる時期、使い道などについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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年末残高証明書とは
住宅ローンの年末残高証明書とは、年末時点の住宅ローン残高を証明する書類です。金融機関によっては融資残高証明書と呼ぶこともあります。年末残高証明書は、毎年住宅ローンを契約している金融機関から送られてきます。
年末残高証明書を見ることで、年末時点の住宅ローン借入状況を把握することが可能です。また、住宅ローン控除を申請する際にも使用します。
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年末残高証明書の記載内容
住宅ローンの年末残高証明書に記載されている内容は、次のとおりです。
●住宅ローン契約者の名前、住所
●住宅ローンの年末残高
●住所ローンの当初借入額
●住宅ローンの償還期間
●住宅借入金等の内訳
●連帯債務者
金融機関によって記載内容が異なる場合はありますが、おおむね上記の内容が記載されています。住宅ローンの年末残高証明書を見ることで、次のことがわかります。
●住宅ローンが借入当初からどれくらい減ったか
●住宅ローンの返済期間があとどれくらいあるのか
●年末時点の住宅ローン残高がどれくらいあるのか
このように、住宅ローンの年末残高証明書によって、年末時点の借入状況を把握することが可能です。
年末残高証明書が送られてくる時期
住宅ローンの年末残高証明書が送られてくる時期は、毎年10月頃です。住宅ローンを借り入れしている金融機関から送付されます。
ただし、初年度に関しては住宅ローンを契約した月によって、年末残高証明書が送られてくる時期が変わります。なお、年末残高証明書の発行に特別な手続きは必要ありません。
年末残高証明書の使い道
住宅ローンの年末残高証明書は「住宅ローン控除」「住宅ローンの借り換え」に使用します。
住宅ローン控除とは、原則として毎年の住宅ローン残高の1%を10年間所得税から控除する減税制度です。確定申告や年末調整で住宅ローン控除を申請する場合は、年末残高証明書の提出が必要になります。
また、住宅ローンを借り換えするときにも、金融機関から年末残高証明書の提出を求められる場合があります。現在より条件が良い住宅ローンに借り換えをすることで、利息や総返済額を軽減することが可能です。
住宅ローン控除や借り換えで年末残高証明書を使用するため、失くさないよう保管しておきましょう。
年末残高証明書を紛失した場合の対応
住宅ローンの年末残高証明書を紛失した場合は、金融機関で再発行が可能です。住宅ローンを契約している金融機関に連絡するか窓口へ行き、紛失した旨を伝えて、年末残高証明書の再発行を依頼してください。
年末残高証明書の再発行手数料の有無は金融機関で異なります。また、再発行した年末残高証明書が届くまでに1~2週間はかかりますので、紛失に気がついたら早めに再発行の手続きをするようにしましょう。
年末残高証明書は大切に保管しましょう
住宅ローンを利用すると、毎年金融機関から年末残高証明書が届きますので確認しましょう。年末時点の住宅ローン借入残高や償還期間を把握でき、当初借入残高からどれくらい減ったのかがわかります。年末残高証明書は住宅ローン控除や借り換えにも使用します。住宅ローン控除に使う場合は、確定申告や年末調整で提出が必要です。
大切な書類になりますので、年末残高証明書が届いたら紛失しないように保管しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
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