更新日: 2022.07.26 住宅ローン

奨学金返済で滞納歴がある人は、マイホームのローン審査に通る?

執筆者 : 新井智美

奨学金返済で滞納歴がある人は、マイホームのローン審査に通る?
奨学金の返済中でも、住宅ローンの申し込みは可能です。順調に返済を続けていれば、審査に通る可能性も十分にあります。
 
ただ、問題なのは、奨学金の返済で滞納を起こしている人です。
 
実際に奨学金の返済において、過去に滞納を起こしたことがある人は、住宅ローンの審査に通るのでしょうか?
新井智美

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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奨学金は他社からの借入金

住宅ローンを申し込む際には、他社からの借入金がどのくらいあるかを申告しなければなりません。
 
車のローンの返済中であれば、申し込み時点の借入残高を申告しなければなりませんし、教育ローンを利用しているなら、その借入残高を申告する必要があります。
 
また、忘れてはならないのが奨学金です。
 
奨学金を利用して大学に進学する人もいらっしゃるでしょう。奨学金には返済不要の給付型と返済が必要な貸与型があり、貸与型の奨学金を利用した場合は、卒業して社会人になってから返済しなければなりません。
 
そのため、奨学金を返済中の人は、申し込み時点での借入残高を必ず申告するようにしましょう。奨学金の返済があるからといって、それ自体が審査に不利になるわけではありません。申告せずに後に判明する方が、審査担当者にも良い印象を与えないかもしれません。
 

■返済負担率を考慮しておこう

ただし、年収における他社からの借入金の年間返済額の割合(返済負担率)については、しっかりと計算しておきましょう。
 
フラット35を利用する場合は、年収に対する返済負担率の基準が明確に公式サイトに掲示されていますし、民間金融機関でも審査において、返済負担率は必ず審査時に確認されています。そのため、まとめて返済できるなら返済して、返済負担率をできるだけ少なくしておきましょう。
 

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滞納歴のローン審査への影響

では、奨学金の返済において滞納歴がある人は、住宅ローンの審査に通るのでしょうか。
 

■奨学金の滞納も信用情報機関に登録される

奨学金も借り入れの一種であるため、もし滞納したということになれば、その情報が信用情報機関に登録されます。一般的に、滞納の情報は5年から10年程度登録されるため、その間は住宅ローンの審査に通ることは難しくなるでしょう。
 

奨学金の返済が苦しくなった場合の救済措置

もしも、奨学金を返済している途中で返済が苦しくなった場合には、日本学生支援機構によって救済措置が設けられています。後々、住宅ローンの審査に影響を与えることを考えるなら、返済が苦しくなった時点で救済措置を利用するようにしましょう。
 

■奨学金の減額返還制度

減額返還制度とは、奨学金の返済が苦しくなった場合において、毎月の返済額をこれまでの2分の1もしくは3分の1に減額してもらえる制度です。ただし、返済が苦しくなったからといって誰でも利用できるわけではなく、利用できる人には条件があります。
 
その条件とは、「災害や病気、その他の経済的事由により、奨学金の返済が困難であること」です。経済的自由とは、年収が325万円以下(給与所得者以外の所得を含む場合は年間所得金額が225万円以下)が目安とされています。
 
減額返還制度を利用するためには、願い出て審査を受けなければなりません。その願い出、および審査の時点で延滞していないことも条件です。ただし、延滞を解消することで願い出が可能になります。また、リレー口座の加入者であることや、月払いの返還方式を利用している人でなければなりません。
 
審査において制度の利用が認められたら、それから1年間、減額が適用されます。延長することもできますが、最長で15年(180ヶ月)までです。
 
(出典:日本学生支援機構 減額返還制度の概要)
 

■奨学金の返還期限猶予制度

もう1つの救済手段として、「返還期限猶予制度」が設けられています。これは、奨学金の返済が困難になった際に願い出ることで、返還期限を猶予してもらえる制度です。
 
猶予期間は審査によって決まり、最長10年猶予されます。ただし、こちらも願い出れば必ず認められるわけではなく、審査の結果、猶予が認められなかった際には、そのまま継続して返還を続ける必要があります。
 
願い出る基準は減額返済制度よりも厳しく、収入基準は給与所得者の場合は年収が300万円以下、給与所得者以外の所得がある場合は年間所得金額が200万円以下である必要があります。
 
[出典:日本学生支援機構 返還を待ってもらう(返還期限猶予)]
 

まとめ

奨学金の滞納も事故情報となり、信用情報機関に登録されるため、住宅ローンの審査においては不利になります。住宅ローンはもちろんのこと、クレジットカードやカードローンの審査においても、不利に働くことに変わりありません。
 
民間の教育ローンと異なり、奨学金は本人が借りて、本人が返済するものです。借りるときはそのことを理解していても、卒業後に社会人になってから、その理解が薄れてしまう人もいらっしゃるかもしれません。
 
安易に考えていると、ローンの審査に影響を与えることになりかねませんので、奨学金を借りた場合は、返済を怠らないようにしてください。
 

出典

日本学生支援機構 ホームページ
 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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