更新日: 2022.10.18 その他ローン
お墓の購入でローンが組める! ローンの種類と特徴を紹介
近年では、多くの供養方法が選べる時代ではありますが、それでもお墓を墓石で建てたいと希望する方もいるでしょう。
本記事では、お墓の購入はローンが可能なのか、ローンの種類について解説します。お墓にかかる費用も紹介しますので、ぜひローンを検討している方は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お墓の購入はローンが組める
お墓購入でローンを組むというのは、あまり聞いたことがなくて不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お墓の購入のためにローンを組むことは可能です。
まず、この項では、お墓の購入のために組めるローンの種類や金利の相場について解説します。まとまったお金を用意できない方は、ぜひ積極的に検討してみてください。
目的別ローン
目的別ローンとは、使途が特定の目的のために限定されたローンのことをいいます。代表的なものではマイカーローン、ブライダルローンや教育ローンなどが挙げられます。
利用する際は、金融機関に「お墓の購入」として申し込み、審査を受けて通れば上限内の希望する金額が借りられる仕組みです。目的ローンは貸付形態が証書型融資のため、契約書を作成したときの1度しか借りられません。もしお墓購入のほかに結婚(ブライダル)の目的で借りたい場合は、再度申し込みをする必要があります。
目的別ローンの金利は変動金利と固定金利があり、金融機関によっても異なりますが、カードローンに比べて低金利で借りられるケースが多いです。
フリーローン
フリーローンとは、個人向けで借入金の使い道に定めのないローンのことをいいます。ただし、使い道は基本的に自由ながらも、投資や事業目的、ギャンブル、他社への返済では借り入れができません。
目的別ローンとの一番の違いは、用途が自由なので、都度目的のために申し込みをしなくてもよい点です。ただし、貸付形態が証書型融資のため、契約書を作成したときの一度しか借りられないため、追加で借りたい場合は再度審査を受ける必要があります。また、フリーローンは借りられるまでに日数がかかるため、すぐにお金が必要という方には向いていません。
フリーローンの金利も目的ローン同様の仕組みで、カードローンよりは低く設定されているケースが多いです。
墓石ローン
墓石ローンとは、石材店で取り扱っているローンを組むことをいいます。石材店によっては、団体信用生命保険の付与や、審査なしでローンが組める石材店もあるようです。
ただし、すべての石材店取り扱っているわけではなく、申し込みのために石材店へ足を運ばなくてはいけないなどのデメリットがあります。しかし、墓石の購入と同時に手続きができるというからも金融機関よりも手軽なので、ご自宅近くや昔からお世話になっている石材店とかであれば、活用してもよいでしょう。
墓石ローンの金利は石材店によって異なりますが、非常にまれなケースではありますが金利や手数料がない石材店もあるようです。
お墓にかかる費用とは?
お墓の購入にかかる費用は、墓石以外にも永代使用料や管理料などが挙げられます。将来ご自身のお墓を購入しようか検討している方は、事前にかかる費用について正しい知識を身につけておきたいものです。
お墓は決して安い買い物ではありませんので、あらかじめかかる費用を知っておけば、早い段階でお金を貯める準備ができるでしょう。この項目では、お墓にかかる費用について説明します。
墓石費用
墓石費用とは、主に墓石の購入にかかる費用や、墓石の彫刻、設置工事にかかる費用などが挙げられます。建てる場所や購入する石材によっては、100万円以上するなど、価格が大きく変動するのが大きなポイントです。
永代使用料
永代使用料とは、お墓を建てる土地を確保するための費用です。お墓はお寺や霊園の土地の一部を購入するのではなく、土地の一部を使用して建てるため、土地代ではなく「永代使用料」といわれます。
永代使用料は、お寺や霊園によって金額が大きく変わるため、建てる場所が決まっているのであればあらかじめ調べておきましょう。
管理料
管理料とは、お寺や霊園の維持管理のために、毎年支払うお金です。お寺や霊園によって金額が異なるため、永代使用料と合わせて確認しておくと安心です。
管理料の支払いを怠ると、最悪の場合は、墓地や霊園が使えなくなり、お墓が撤去される恐れがあります。毎年かかる料金なので、無理なく支払える金額のお寺や霊園を選びましょう。
お墓の購入にローンは組めるが無理はしないこと
お墓の購入のために、ローンを組むことは可能です。ローンの種類はいくつかありますが、目的別ローンやフリーローン、または石材店の墓石ローンあたりが一般的です。
お墓の購入は高額になるケースが多いため、お金に余裕がなければローンを組むのも一つの手段です。しかし、お墓は墓石費用以外にも、永代使用料や管理料がかかるため、購入を検討する方は、無理のない範囲で借りるようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部