更新日: 2023.11.27 その他ローン
従業員の給料が払えません…。ビジネスローンを借りたいのですが、選ぶ際のポイントを教えてください。
今回は、ビジネスローンを選ぶ際に確認したい基本のポイントを3つ解説するので参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ポイント1.金利は低いか?
融資を受ける場合、借り入れた金額に対して一定の金利を支払わなければなりません。金利は各ビジネスローンで異なり、一般的には銀行や信用金庫、信用組合などが提供するローンのほうが、金利が低い傾向にあります。これに対し、クレジットカード会社や消費者金融会社、信販会社などノンバンク系と呼ばれる機関が提供するローンは金利が高めなので注意が必要です。
金利の高いビジネスローンを借りると返済が負担となり、資金繰りを圧迫して経営が悪化しかねません。借入額が大きい、または返済期間が長いとその分金利の負担も増えるため、できるだけ金利が低いビジネスローンを選ぶことが重要です。
やむを得ず高金利のビジネスローンを利用する場合は事前にきちんと返済計画を立て、金利負担がどれくらいなのか把握して無理のない範囲で借りるようにしましょう。余裕があるときは多めに返済するなど、返済期間をできるだけ短くするのも効果的です。
ポイント2.融資を受けられるまでの期間は?
ビジネスローンを借りるには、必要書類などを提出してローン会社の審査を受けなければなりません。審査は借り入れを行う人に返済能力があるかどうか調べるものであり、収入やほかのローンの借り入れ状況などによっては融資を断られてしまう場合もあります。
この審査にかかる時間はビジネスローンによってさまざまであり、即日~数週間と幅があるので申し込む前に確認しておきましょう。
中には、店舗へ行かずオンラインで申し込みから書類提出まで手続きを済ませられるビジネスローンもあります。急いで資金調達をしなければならない場合は、このようにオンライン上で完結できるものや、提出書類が少なく審査スピードが速いものを選ぶとよいでしょう。
ポイント3.借入限度額はいくら?
事業資金として融資を受けるなら、ある程度まとまった額が必要でしょう。ビジネスローンは一般的なカードローンより借入限度額が高いことが多いですが、実際にいくらまで借りられるかはローン会社によって異なります。各ローン会社の借入限度額を比較し、自社に必要な額を借りられるところを選びましょう。
ただし、借入限度額は審査結果によって個々の契約で設定されるため、希望する額を必ず借りられるとは限りません。また、借入限度額が高くなるほど審査が厳しくなり、時間もかかる傾向にあるため急いで資金調達したい場合は注意が必要です。
基本を押さえて最適なビジネスローンを選ぼう
ビジネスローンは商品やローン会社ごとに特徴が異なるため、じっくり比較検討して選ぶことが大切です。正しく選べば資金調達に大いに役立つので、基本的なポイントを押さえて自社のニーズに合うものを見つけてください。
審査結果によっては利用できないこともあるため、申し込みと同時にビジネスローンを利用できなかった場合の対処法も考えておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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