更新日: 2021.11.18 セカンドライフ
老後破産しないために、40代でやっておきたいことは?
今回は、老後破産をしないために40代でやっておきたいことについて解説します。年金・貯金・投資について知ることで、老後破産の対策を始められるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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なぜ老後破産してしまうのか
老後破産は誰しもしたくないでしょう。しかしなぜ老後破産をしてしまうのでしょうか。
ここでは、老後破産の意味や原因について解説します。どのような経緯で老後破産となってしまうのかについて知ることが、対策への第一歩です。
老後破産とは
老後破産とは、老後にお金が足りなくなって生活に困る状態です。老後とは何歳からを指すのかについて、明確な定義はありません。一般的には仕事を定年退職し、年金や預金での生活をしている時期といわれています。
また、破産というとすべての財産を失っている状態と考える人もいるでしょう。しかし老後破産の場合は「貧しい」「使えるお金が少なくて困っている」などの状態も含まれます。
老後破産する理由
なぜ、老後破産してしまうのでしょうか。主な理由は以下のとおりです。
●思ったより年金受給額が少ない
●貯金をしていなかった
●退職後もお金の使い方を見直せない
●子どもにお金がかかり自分のために蓄えられない
老後破産になる要因として、老後の生活をシミュレーションできなかったために生活費が足りなくなるケースがあります。
また、老後にお金が必要であるとわかっていても、子どもの学費などの支払いに精いっぱいであるという40代も多いでしょう。自分のために貯蓄できないケースも、老後破産してしまう原因の1つです。
老後破産しないために40代でやっておきたいこと
老後破産しないよう、40代でやっておきたいことがあります。早めに対処することで、老後破産を防げる可能性が高まるでしょう。
ここでは、年金・貯金・収入について解説しています。いずれもすぐに取り掛かれるため、40代からできることをやっていきましょう。
年金を調べる
自分がどれくらい年金を受け取れるか、あらかじめ調べておきます。具体的な年金受給額を知りたい場合は、ねんきん定期便を見ましょう。
ねんきん定期便とは、これまでの年金加入実績に応じた年金額がわかる郵便物です。年1回はがきで届き、生涯で3回、詳細の書かれた封筒が届きます。
自分がどれくらい年金を受け取れるかがわかるため、必ず見ておきましょう。もし未納分があれば10年以内に納めことで、受給額を増やせます。
計画的に貯金していく
老後に備えて貯金をしておきましょう。貯金は、早めに始めればより多く貯められるものです。年金の不足分を補えるだけの貯金があると安心できるでしょう。
収入を増やす
貯金をするほどお金がないという場合は、収入を増やす必要があります。収入の増やし方として、以下の例を見ていきましょう。
●副業をする
●専業主婦(夫)であれば働く
●非正規であれば正規雇用を目指す
40代から転職して収入を増やすとなるとハードルが高いため、副業で増やす方法がおすすめです。
40代は、子育ても一段落して時間に余裕が生まれているという人も多いでしょう。専業主婦(夫)であれば、働きに出て収入を得る方法があります。また、パートなどをしている人は、正規雇用を目指すのもおすすめです。
老後破産しないために40代から投資を始める
老後破産しないために、40代からでも始められる投資について解説します。ここで紹介する投資は、比較的ローリスクの投資です。
投資初心者であっても取り組みやすいiDeCoとNISA、つみたてNISAについて知り、40代から老後の資産を増やしていきましょう。
iDeCo
iDeCoは自分で準備できる年金です。自分で掛け金を運用し、60歳以降に掛け金と運用益を老齢給付金として受け取れる仕組みです。
iDeCoは、掛け金や運用益の給付を受け取るときに税制上の優遇措置が講じられているため、節税しながら老後資金を貯められる方法といえます。
NISA・つみたてNISA
NISA・つみたてNISAは、少額・長期分散積立ができます。初心者であっても比較的リスクを減らして投資できる方法で、運用益は最長5年(つみたてNISAは最長20年間)に限り非課税です。
元本割れのリスクはあるものの、運用益によってお金を増やせる手法です。取り扱われている銘柄は、金融庁が選定した銘柄のみです。40代から始めておけば、非課税の運用益を老後資金に充てられるでしょう。
老後破産をしないために40代から計画を立てよう
40代からでも、老後破産しないよう対策は可能です。受け取れる年金額を把握し、生活する上でいくら不足しているかを把握しましょう。収入を増やして貯金額を増やす・投資をして運用益を得るなど、40代から始めても遅くありません。
本記事で紹介したことを実践し、老後資金を貯めて老後破産しないようにしましょう。
出典
iDeCo公式サイト「iDeCoの特徴」
金融庁「NISAの概要」
金融庁「つみたてNISAの概要」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員