更新日: 2022.02.22 老後

有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は何が違う? 料金はどれくらい変わる?

有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は何が違う? 料金はどれくらい変わる?
有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、利用できる人や料金、受けられるサービスなどが大きく異なります。
 
自分や家族に合った施設を見つけるためには、それぞれの特徴や違いをしっかりと理解することが大切です。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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有料老人ホームとは

有料老人ホームとは、主に民間の企業によって運営されている高齢者向け施設です。
 
「介護付き」「住宅型」「健康型」の3つのタイプがあり、おおむね65歳以上であれば、自立している人から要介護状態の人まで幅広く利用することができます。空室があればすぐに入居できる点も大きな特徴です。
 
介護付き有料老人ホームは、都道府県などの自治体から「特定施設入居者生活介護」に指定された施設で、厚生労働省によって設備や人員配置の基準が定められています。要介護度が高い人でも問題なく入居することができる施設です。
 
住宅型有料老人ホームは、介護付きとは異なり、外部事業者を通して介護サービスが提供されます。比較的自立度が高い人を対象にしていることが多く、在宅介護のように、必要に応じて訪問介護やデイサービスといった居宅サービスを利用する形になります。
 
健康型有料老人ホームは、一人暮らしに不安はあるものの介護保険サービスを必要としていない人を対象にした施設です。施設数が極端に少なく、介護が必要になると退去する必要があります。
 

サービス付き高齢者向け住宅とは

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、主に要介護度が高くない人を対象にした賃貸住宅のことを指します。
 
「基本的な身の回りのことはできるけれど、一人暮らしは心配」という高齢者が利用することが多く、自宅とほぼ変わりない自由な生活を続けながら、必要に応じて生活相談や安否確認といったサービスを受けられます。
 
また、オプションとして外出付き添いや食事の提供といったサービスを受けることができる施設もあります。
 
サ高住は、施設そのものに介護サービスが付いているわけではありません。介護が必要になった場合は、外部のサービスを個別に契約して受ける形になります。
 
元気な人を対象にしているサ高住は、本格的な介護が必要になった場合、住み替える必要が生じます。その一方、在宅介護サービスを併設しているサ高住であれば、介護付き有料老人ホームと同程度の介護サービスを受けられます。
 

基本的な違い

有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の異なる点は、契約形態です。
 
有料老人ホームは、基本的に利用権方式をとっている施設が多いです。これは、終身にわたって居室と共用施設を利用できる権利と、介護や生活支援サービスを受けられる権利を与えられる契約形態です。
 
一方のサ高住は、賃貸契約が前提となっています。住居と介護サービスを包括的に提供している有料老人ホームに対し、サ高住は居住の権利のみを保障し、介護サービスは選択して利用する形になります。
 
有料老人ホームもサ高住も、月ごとにかかる費用は10万円~30万円程度が相場です。
 
全体的に有料老人ホームの方が高額な傾向にあり、基本料金に加えて介護サービス費を請求されることも多いです。
 
また、入居する際に支払う入居一時金も必要で、これは施設によって金額が設定されています。高級な有料老人ホームの場合、1億円以上請求されることもあります。入居一時金が不要な施設もありますが、その場合、月ごとの費用が高くなります。
 

いろいろな選択肢を知ろう

費用を抑えたい、介護を受けながらある程度自由な生活を送りたいという場合は、サービス付き高齢者向け住宅が向いています。
 
一方で、しっかりした介護を受けたいという人は、有料老人ホームを検討するのがおすすめです。
 
近年では介護サービスを充実させたサ高住も増えてきており、施設ごとの違いもしっかりと確認する必要があります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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