更新日: 2022.03.19 セカンドライフ

教育費と介護でつらい50代が自分の老後資金を貯める手段とは?

教育費と介護でつらい50代が自分の老後資金を貯める手段とは?
50代は働き盛りとはいえ、子どもの教育費や親の介護など、多くのお金がかかる時期でもあります。計画的に老後資金を貯めていないと、あとになって苦しい思いをするかもしれません。
 
本記事では、50代から老後資金を貯める方法5選と、老後資金を貯めるときの注意点について詳しく解説します。教育費や介護などで、苦労する時期でも効率よくお金を貯められる方法を知っておきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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50代から老後資金を貯める方法5選

50代に入ると、いよいよ定年に向かってのカウントダウンが始まり、老後の生活や働き方も見えてくるのではないでしょうか。老後資金の準備がまだの人は、1日でも早く貯蓄をスタートしたいでしょう。
 
この見出しでは、50代から老後資金を貯めたい人におすすめする、貯蓄方法5選を紹介します。無理なく続けるためにも、自分に合った方法を見つけてみてください。
 

先取り貯金

先取り貯金は、お給料が入ったタイミングで、毎月決めた額を先に抜いて貯金する方法です。毎月使った残りを貯金する方法よりも、確実にお金が貯められます。
 
毎月、お金を使った残りを貯金する方法もありますが、この方法だと、出費が多い月は貯蓄額が減るリスクがあります。安定してお金を貯められないため、計画的にお金を貯めるのなら先取り貯金のほうがよいでしょう。
 

財形貯蓄

財形貯蓄は「勤労者財産形成促進制度」といわれるもので、給与からの天引きで積み立てを行います。福利厚生の一環として、会社が導入している場合に利用できます。
 
先取り貯金と同じで、給与が支払われる際にお金が天引きされるので、効率よくお金を貯められるでしょう。
 
財形貯蓄は、主に下記の3種類があります。

●一般財形貯蓄:目的は自由、税制優遇措置なし
●財形年金貯蓄:満60歳以上に年金として受け取れる
●財形住宅貯蓄:55歳未満の人が契約できるもので、住宅の取得や増改築の費用に充当できる

財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄は、合算して550万円まで税制優遇措置が受けられます。
 

外貨預金

外貨預金とは、外国の通貨で預金することをいいます。日本よりも外国の通貨のほうが金利が高い傾向にあるため、利用している人も多くいます。
 
ただし、外貨預金は必ずしも利益が得られるものではありません。1米ドル100円で始めたものが、円安になれば利益が得られますが、円高になれば損するため、長期的な計画を立てて預金することをおすすめします。
 

iDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、私的年金制度の1つであり、掛金・運用益・給付を受けるときに税制優遇措置が受けられる制度です。60歳以降に老齢給付金として受け取れるため、老後資金を貯めたい人におすすめです。
 
会社員の人は、企業年金制度がない人が加入できます。ただし、企業型確定拠出年金に加入している人でも、会社がiDeCoの加入を認めていれば加入できます。
 

一般NISA

一般NISAとは、株式や投資信託などの配当金・譲渡益などが非課税になる制度です。一般NISA用口座を作り、年間120万円の範囲内で購入した利益が非課税になります。
 
5年間の非課税期間が過ぎたあとも、保有している金融商品を、翌年の非課税投資枠に移せるのがポイントです。
 
なお、一般NISAの非課税対象・非課税投資枠は、2024年に見直されることが決まっています。
 

50代から老後資金を貯めるときの注意点

50歳から老後資金を貯める場合、ライフスタイルをよく見直して、できることから始めてみてください。子どもの教育費がかかるため、あまり余裕がない人や、親の介護が大変な人、反対に子どもが独立して生活に余裕がある人など、事情によってさまざまです。
 
毎月いくらお金を貯めるかをよく考えて積み立てをすれば、意外にお金は貯まります。
 
また、勤めている会社で退職金が出る人は、退職金も老後資金として活用できるので、忘れずに計算しましょう。
 

自分に合った方法で無理なく老後資金を貯めよう

50代に入ると、60代まであと10年切ることから、本格的に老後資金を貯めないといけないと考える人も多いでしょう。しかし、人によって事情はさまざまなので、ライフスタイルをよく見つめ直して、無理なく貯蓄できる方法を探してみましょう。
 
先取り貯金や財形貯蓄、iDeCoなど、老後資金を貯める方法は多くあります。どの方法も、やり方や特徴が異なるので、まずは1つずつしっかりと内容の確認をしてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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