老後の収入源、年金以外で収入を得る方法はどんなものがある?
配信日: 2022.04.08
本記事では、老後の収入源を今のうちに準備しておくために、知っておきたい年金以外の収入源を4つ紹介します。ぜひ、取り入れられるものは参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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老後に年金以外で収入を得る4つの方法
老後資金を貯めるために、若いうちから預貯金や投資などをしている人も多くいます。しかし、もしそれだけではお金が足りなかったら、公的年金だけで老後の生活を賄えるでしょうか。
そこでこの見出しでは、老後に年金以外で収入を得る4つの方法を紹介します。今のうちに準備をしておけば、老後に慌てることもありません。自分にあった収入を得る方法を見つけましょう。
就労収入
公的年金は原則として、65歳から受け取れますが、定年後も働けば就労収入と年金がもらえます。
もし、預貯金に余裕があれば、就労収入のみにして年金は繰下げ受給の手続きをするのもよいでしょう。そうすれば、繰り下げした期間に応じて加算額がプラスされるので、将来受け取る年金額を増やせます。
確定拠出年金
企業型確定拠出年金は、企業が掛け金を毎月積み立てて、従業員が自ら年金資産の運用を行う制度です。企業によって、従業員全員が加入する場合と、任意で選択できるケースがあります。
積み立てた年金資産は、退職時に退職金として受け取るか、年金形式で受け取るかを選べるのが特徴的です。
iDeCoは、個人型確定拠出年金と言われる私的年金制度の1つです。企業とは関係なく、自分自身で申し込みをして、掛け金を拠出・運用します。企業で企業型確定拠出年金を行っている場合、iDeCoの加入ができないケースもあるため、事前に確認が必要です。
企業型確定拠出年金も、iDeCoも原則60歳までお金が受け取れないので、老後資金をしっかりと貯められるでしょう。
個人年金保険
個人年金保険は、60歳や65歳といった、自分で決めた年齢まで「保険料」のかたちでお金を積み立てるものです。大きく分けて確定年金・有期年金・終身年金の3種類があります。
・確定年金:年金の受取期間は固定、被保険者が年金受取期間中に死亡した場合、相続人が残りの年金を受け取れる
・有期年金:年金の受取期間は固定、被保険者が死亡した場合、相続人は年金を受け取れないが、一部保証期間を設けているものもある
・終身年金:年金の受取期間は被保険者が生存中続くが、被保険者が死亡した場合遺族は受け取れないが、一部保証期間を設けているものもある
年金保険料として、年末調整や確定申告の際に、生命保険料控除が受けられるのが特徴的です。
不労所得
不労所得とは、不動産投資や株式投資など、自分が働かなくても毎月一定の金額が得られる仕組みのことです。
・不動産投資:不動産を購入し、他人に貸すことで家賃収入を得られる
・株式投資:株式を売買して、値上がり益や配当金などを得る
・投資信託:プロの投資家にお金を渡して、運用を任せる投資
ほかにも、FX投資や駐車場経営など、多くの不労所得があります。ただし、不労所得は、誰でも必ず利益が得られるものではありません。資産がマイナスになるリスクもあることを理解しておきましょう。
現役時代から老後資金の準備を始めよう
老後に、年金以外で収入を得る方法には、さまざまなものがあります。今回紹介した、就労収入や確定拠出年金、個人年金保険、不労所得はそれぞれに特徴もメリットも異なります。自分にあった収入を得る方法を見つけるためにも、まずはしっかりと知識を身につけることが大切です。
また、現役時代から老後資金の準備を始めておけば、老後に慌てることもありません。今のうちに、年金以外で収入を得る方法をチェックしておき、自分にあった方法を探してみてください。
出典
iDeCo公式サイト
日本年金機構 年金の繰下げ受給
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部