更新日: 2022.05.10 セカンドライフ
シニア世代の自宅リフォーム。費用はいくらかかる?どこから捻出する?
ただ、リフォームには多額の費用が掛かる場合があります。
SBIエステートファイナンス株式会社(本社:東京都新宿区)は、マイナビニュース会員のうち持ち家がある60歳以上の男女500名を対象に、リフォームに関するアンケート調査を実施しました(※)。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
20年以上自宅に住み続けている人が多い。ローンは完済している人がほとんど
今、住んでいる物件の種類を聞いたところ、「戸建て」が74%、マンションが25%でした。
物件を購入した時期は、「30代」が26%で最も多く、次いで「40代」が25%で僅差となりました。以下は「50代」「60代」がいずれも12%、次いで「相続」が11%となりました。少なくとも20年以上自宅に住み続けている人が多いことが分かりました。
今、住んでいる物件のローンはいつ頃支払い終えたか聞いたところ、「50代」が29%と最も多く、次いで「60代」(14%)、「40代」(13%)が続きました。
また、「現金で購入した」(17%)、「相続した」(12%)と、そもそも住宅ローンを借りていない人も約3割で、返済中はわずか7%という結果となりました。
4割がリフォームを検討中
現在、自宅のリフォームを検討しているのは40%でした。
長年住んでいると、建物や設備の老朽化のほか、手すりなどバリアフリーを意識したリフォームの必要性を感じる人もいるのではないでしょうか。
リフォームを予定している人に、何年後にリフォームを予定しているか尋ねると、「半年以内」が10%、「1年以内」が11%と、1年以内にリフォームを計画している人が約2割いることが分かりました。
一方で、「時期は未定」と答えた人が41%で、いつかはリフォームが必要になると考えているが、それほど緊急度が高いというものでもないようです。
リフォームの予算は200万円までという人が半数。貯金から捻出
リフォーム費用はどの程度で考えているか聞くと、「100万円以上200万円未満」が30%で最も多く、次いで「200万円以上300万円未満」が23%、「100万円未満」が17%となりました。リフォームの予算は200万円未満が47%と約半数であることが分かりました。
リフォーム費用はどのように準備する予定か聞いたところ、83%が「貯金」と回答しました。ほかには、「資産(株、投資信託等)の売却」が8%です。
このことから大半の方が、保有する資産の中からリフォーム費用を準備することが分かりました。
一方で、リフォームを予定しているが、「ローン」を利用するという人が4%、「当てがない」という人も4%おり、リフォームは必要になると考えているものの、どのようにリフォーム資金を準備するか悩んでいる人も一定数いるようです。
リフォームを予定していない人にその理由を聞いたところ、「現在の住宅に全く不満がない」が34%と最も多い結果に。次いで「最近リフォームしたばかりだから」(25%)、「費用がかかりそうだから」(15%)、「費用が用意できないため」(15%)が続きました。
費用面でリフォームを断念する人が3割ほどいることが分かりました。
リフォームをしなくてもやり過ごせるものはありますが、例えば水回りの設備が破損した場合など、生活に必須な箇所の改修は避けることができません。
計画的にリフォーム用の資金を用意していた方がよさそうですね。
出典
※SBIエステートファイナンス株式会社 シニアのリフォーム予定は約4割、その半数が費用を200万円未満と想定、資金不足に悩むシニアは約2割!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部