更新日: 2022.05.17 セカンドライフ
キャッシュフロー表を作成して必要な老後資金を確かめよう! 活用法を解説
そこで、「キャッシュフロー表作成のポイントや活用法について知りたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、キャッシュフロー表を作成するときのポイントや活用法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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キャッシュフロー表とは
キャッシュフロー表は、現在の収支状況と将来の収支状況、貯蓄残高の推移を年単位など時系列にまとめた表です。これは、ライフイベントをもとに作成します。
表はノートに手書きで作成する方法もありますが、Excelやスプレッドシート、専用ソフトを活用する方が多いです。
このキャッシュフロー表を作成することで、将来にわたる収支状況や貯蓄残高の推移の見通しが可視化され、配偶者や家族と共有しやすくなります。
キャッシュフロー表を作るときのポイント
キャッシュフロー表を作るときは、年齢を途中から5歳刻みにしたり、住宅ローンや車の買い替えなどライフイベントも記入したりすることが大切です。また、夫婦それぞれの収入を記入し、支出額は実績をベースにします。
これらのポイントを理解したうえでキャッシュフロー表を作成することで、より実用的なものになります。ここでは、キャッシュフロー表を作るときのポイントについて見ていきましょう。
年齢について、最初は1歳刻み、途中から5歳刻みにする
キャッシュフロー表の年齢について、最初は1歳刻みで記載し、途中から5歳刻みにしましょう。例えば、40代前半の方であれば50歳までは51、52、53……と1歳刻みにして、55歳以降は55、60、65……と5歳刻みにします。
これは、現在から近い年の収支状況などは細かく予想できますが、先々は1年ごとの収支状況の予想が難しいためです。
ライフイベントも記入する
キャッシュフロー表にはライフイベントの記入が重要です。ライフイベントは収支状況や貯蓄残高の推移に大きく影響するからです。
主なライフイベントは、以下のとおりです。
●住宅ローン(購入・完済・リフォーム)
●車の買い替え
●子どもの入学・卒業、就職、結婚
●夫(妻)の定年退職
●家族旅行
また、キャッシュフロー表に記載することで、さまざまなライフイベントの予定を改めて確認でき、貯蓄を増やすモチベーションがあがるようになるかもしれません。
夫婦それぞれの収入も記入する
キャッシュフロー表は夫婦や家族の収支状況や貯蓄残高を可視化して、共有するためのツールでもあります。
夫婦どちらも収入(給与、事業、年金)があるのに、どちらか一方だけの情報ではキャッシュフロー表を作成する意味がありません。キャッシュフロー表には、夫婦それぞれの収入を記入するようにしてください。
支出は実績をもとに予想額を反映する
キャッシュフロー表の支出欄は、現在の家計をベースに記入しましょう。統計などの数値をベースに将来の支出額を作成すると、実際の支出額とはかけ離れたものになる可能性があります。将来の家賃や食費、通信費などの支出額は、現在の実績をベースに見積もるようにしてください。
キャッシュフロー表の活用法
キャッシュフロー表は、夫婦の老後資金対策や、ライフイベントへ向けた貯蓄計画に活用できます。老後資金やライフイベント、貯蓄残高が可視化されるため、不足額をひと目で獲得できます。また、夫婦や家族で共有しやすいため大変便利です。
それでは、キャッシュフロー表の活用法について見ていきましょう。
老後の収支予測をもとに老後資金の対策を考える
キャッシュフロー表を作成すれば、老後の収支状況やライフイベント、貯蓄残高の推移が分かるため老後資金の対策を考えやすくなります。例えば、「老後の収支が毎月2万円の赤字予定なので、今のうちから月4万円老後資金のために貯金しておこう」など、具体的な計画を立てられるようになります。
ライフイベントへ向けた貯蓄計画を具体的に考える
キャッシュフロー表を活用することでライフイベントの資金計画を立てることができます。例えば5年後に車の買い替えを予定している場合、「月◯万円を5年間貯めて予算◯万円の車を買う」など、具体的な貯蓄額が分かります。
キャッシュフロー表で具体的な老後資金計画を立てる
キャッシュフロー表を活用することで、配偶者や家族とお金に関することを共有しやすくなります。また、老後資金対策やライフイベントへ向けた貯蓄計画を立てられるため、現在家計簿をつけているけど老後が不安という方にもおすすめです。
ぜひ、ここで紹介した内容を参考にして、早速キャッシュフロー表を作成してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部