定年後、65歳から「ドライバー」として活躍することは可能? ドライバーの年収って?

配信日: 2022.10.31

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定年後、65歳から「ドライバー」として活躍することは可能? ドライバーの年収って?
老後の生活を安定させるため、定年後も再就職して働く人は少なくありません。
 
もちろん、65歳以上となれば働ける仕事は限られてきますが、その中でも「ドライバー」の仕事は定年後も働ける職種のひとつだといえます。
 
では、前職で定年を迎えた65歳以上の人が、ドライバーとして再就職した場合、どのような仕事内容になり、またどのくらい稼げるのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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トラックドライバーは65歳以上も活躍できる?

国土交通省によれば、トラックドライバーの年齢構成は40~54歳が全体の45.2%を占めています。全産業の年齢構成と比べても、トラックドライバーの年齢構成は全体的に高齢傾向にあり、65歳以上も10%近い構成比となっています。
 
このように、トラックドライバーは高齢世代の活躍が目立つ業界で、65歳以上でも十分に始められる仕事でしょう。ただし、トラックドライバーは長距離移動や重い荷物の積み下ろしなど、体力が要求される仕事でもあります。
 
そのため、体力に自信のない人や持病のある人などにとっては厳しい業界かもしれません。実際、トラックドライバーで高収入を狙うには、中型より大型、中距離より長距離など、より体力的に負担の大きい仕事を請け負う必要があります。
 
その傾向はトラックドライバーの平均年収にも反映されています。平均年収は中小型トラック運転者が399万円、大型トラック運転者が447万円です。
 
また、長距離ドライバーは割増賃金を受けられる夜22時~翌朝5時に走行することが多く、その分を給与に上乗せすることができます。以上のことから、トラックドライバーは体力に自信のある人なら、65歳以上でも活躍できるうえ、高収入も目指せる仕事だといえます。
 

タクシードライバーという選択肢も

ドライバーの仕事には、トラックドライバーのほかにはタクシードライバーもあります。タクシードライバーはトラックドライバーより高齢世代の活躍が顕著に目立つ業界です。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によれば、タクシードライバーの平均年齢は60.7歳です。
 
定年後もタクシードライバーとして働くためには、旅客運送に必要な普通二種免許が必要になります。ただ、就職後に免許取得を支援してくれるタクシー会社も多いため、65歳以上でも再就職のハードルが低いでしょう。
 
また、トラックドライバーとは異なり、タクシードライバーは体力もそこまで要求されません。この点もタクシードライバーに高齢世代が多い理由のひとつです。所定内給与額の平均は月額20万円、年収に換算すれば単純計算で240万円と高収入とはいえませんが、タクシードライバーは基本的に歩合制で給与が決まります。
 
つまり、活躍次第で高収入を目指せる業界でもあり、勤続年数に関わらず収入アップが狙えるので、定年後の再就職に非常に適した業界だといえるのです。
 

活躍次第で高収入も! ドライバーは魅力的な候補

ドライバーの仕事は総じて年齢層が高く、定年後に再就職したとしても違和感なく馴染める業界だといえます。収入面では、他の業種に比べて全体的には少ない傾向ではありますが、高齢世代に限って他の職種と比べれば、そこまで遜色を感じない仕事でもあります。
 
むしろ、長距離移動や歩合制の給与体系を鑑みれば、活躍次第で高収入を狙えるため、ドライバーは定年後の再就職先として有力候補のひとつに挙げてもいい仕事だといえるのではないでしょうか。
 

 

出典

国土交通省 トラック運送業の現状等について
令和3年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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