更新日: 2022.11.16 老後

定年後の再雇用と再就職。それぞれの違いと定年前の収入に近づけるポイント

定年後の再雇用と再就職。それぞれの違いと定年前の収入に近づけるポイント
年金の支給開始が65歳となった現在、60歳以上になっても働く方が増え続けています。その一方で、「60歳で定年になるので、その後の働き方に悩んでいる」という方もいるでしょう。
 
現在は、高齢者雇用に積極的な会社も増えています。再雇用のほうが再就職するより収入は高そうなイメージかもしれませんが、条件によっては再雇用になったが収入が減った、再就職したら収入が増えたというケースもあるため、一概にはどちらの収入が高いかは一概にいえません。定年後も働きたいと考えるなら、事前によく調べ、考えてから決めることが大切です。
 
そこでこの記事は、定年後の再就職と再就職について解説します。定年後の働き方について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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定年後の再雇用と再就職の違いとは?

 
まず、この項目では、再雇用と再就職のそれぞれについての内容とメリット・デメリットについて説明します。特に、再雇用と再就職の違いが分からないという方は、ここで確認しましょう。
 

再雇用とは何か

 
再雇用とは、定年退職した後で再び同じ会社に新たな雇用契約を結び働くことです。会社によっては、子会社やグループ会社に職場を移して再雇用というケースもあるので、条件を確認することが重要です。
 
また、正社員として再雇用されることもありますが、多くは契約社員や嘱託社員、パート・アルバイトとして雇用されます。働き方によっては受け取れる厚生年金の受給額が増える、働き慣れた環境で働き続けられるというメリットがある一方、仕事が同じなのに給与が下がる、非正規で雇用された場合は雇用が不安定といったデメリットもあります。
 

再就職とは何か

 
再就職とは、定年退職後に自分で新しい職場を探して働くことです。技術や資格がある場合は、自営業として再スタートする人もいます。働く高齢者が多くなった近年では、60歳以上の方を専門とした人材紹介会社やハローワーク等による再就職支援もあり、うまく利用すれば今までの経験や資格を生かしたよい職場に再就職できる可能性もあります。
 
再就職は、仕事を探さなくてはならないこと、新しい職場で一から仕事を覚え直さなければならない、収入が下がる可能性が高いなどのデメリットがある一方で、新しい仕事にチャレンジができる、人間関係がリセットできる、資格や経験を生かせば前職より給与や待遇がよい場所に就職できる可能性があるなどのメリットがあります。
      

定年前の収入を維持するのは難しい

 
再雇用と再就職の収入ですが、厚生労働省の「高年齢者雇用の現状等について」によると2019年の調査で、60歳直前の賃金を100とした場合の61歳時点の賃金水準の平均が現役時代の「78.7%」という報告もあり、定年前の収入を維持するのはなかなか難しいでしょう。また、同じ仕事をしても、賃金が下がってやりがいも感じられなくなり短期間で退職をしたという例もあります。
 
再雇用のほうが再就職より収入は高いというイメージをもたれている方は多くかもしれません。しかし、経験や資格を生かせる職場に再就職すれば、退職前の給与維持や給与アップする可能性があります。したがって、必ずしも再雇用してもらえなければ、平均年収が大幅に下がるというわけはありません。
 
また、再雇用の条件がよくなければ、時間をかけて再就職先を探したほうがよいケースもあります。定年退職後は就職を希望すれば失業保険ももらえるので、退職金と失業保険で生活しながら時間をかけて、希望する就職先を探すのもよいでしょう。
     

定年前の収入に近づけるポイント

 
定年後は、再雇用・再就職いずれも定年前の給与より所得が下がる可能性が高いです。定年後に定年前の収入に近い状態で維持したい場合は、年齢に関係なく重宝される資格の取得や、フリーランスになる・起業をする、投資をするなどといった方法があります。
 
また、「高年齢雇用継続基本給付金」や「高年齢再就職給付金」の給付を受けながら働く方法もあります。給与が下がっても、収入の不足分を少しでも補えるので、企業の人事担当者に問い合わせてみましょう。
 

定年前の収入維持にはさまざまな方法がある

 
定年後は再雇用でも再就職でも所得が下がるリスクがあります。「高年齢雇用継続基本給付金」や「高年齢再就職給付金」など、受給資格がある給付金は積極的に利用するのがおすすめです。また、年齢に関係なく役立つ資格を取得しておくと、収入維持に役立ちます。
 
定年前の収入に近づけるには、さまざまな方法があります。何より、健康で長く働くことが収入を得るために大切なことなので、勤務日時を減らすのもよいでしょう。ぜひ、自分に合った働き方でよい仕事や職場をみつけてください。
 

出典

厚生労働省 高年齢者雇用の現状等について
厚生労働省 Q&A~高年齢雇用継続給付~
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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