更新日: 2022.11.18 老後

健康であればお金はかからない! 今からできる健康投資

執筆者 : 下中英恵

健康であればお金はかからない! 今からできる健康投資
定年退職後の生活では「老後資金は足りるのかどうか?」という点に関心がいきがちですが、実際には、健康であることこそが経済的に安定した老後生活を送る秘訣(ひけつ)となります。健康な体を維持できれば、医療費を抑え、長く仕事を続けることも可能です。
 
今回は、自分の健康を維持するための「健康投資」の大切さと、その健康投資を簡単に始める方法をご紹介します。
 
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

健康を損なうとお金がなくなる

厚生労働省の調査(*)によると、保険適用前の人口1人当たりの国民医療費は、65歳未満が19万1900円、65歳以上が75万4200円となっています。年齢を重ねると、体に不調が現れ、時に入院や手術が必要となるケースも増えるためか、医療費が大幅にアップすることが分かります。
 
後期高齢者の場合、一般的に、医療費の自己負担額は現役時代に比べて少なくなるものの、病院での治療や薬の処方にはそれなりのお金がかかってしまいます。病気にならない健康な体作りを行うことは、医療費の節約につながるのです。
 
また、健康な体を維持することができれば、会社を定年退職した後も働き続けることが可能です。会社の再雇用制度やパートタイムの仕事などで収入を得ることができれば、老後資金にも余裕が生まれるでしょう。
 
定年退職後について、老後資金のやりくりを心配している方は多いかと思われます。しかし、お金の管理だけではなく健康な体作りをすることも、老後の生活を経済的にも精神的にも豊かにする重要なポイントになるのです。
 

健康投資という考え方

みなさんは「健康投資」という言葉をご存じでしょうか。健康投資とは、普段から運動を心がけたり食事に気を使ったりして、健康を維持するためにお金や時間を使うことを指します。特に仕事を引退した後は、お金の管理に加え健康投資も行うことが大切です。
 
お金を払ってジムに通うことや、人間ドックなどの高い検査費用を払うことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし、例えばジムの費用月4000円や人間ドックの費用1回2万円で健康に生活できる期間が10年延びれば、その間の医療費はかからず、大きなリターンを得ることができると考えられます。
 
一般的には、大病にかかり手術費用や通院費用がかさむよりも、病気を予防する方が、コストを抑えることができます。また、闘病生活を送るよりも、運動や食事に気を付けて健康な毎日を過ごす方が、ずっと充実した老後となるでしょう。
 
健康投資を行うと、最低限のコストで、病院にかからずに生活できる期間を増やしていくことが可能となるのです。
 

今から始める健康投資

ここで、すぐにでも始めることができる健康投資をご紹介します。金銭的なコストがかからないものもありますので、高齢者の方でなくとも、今から実践してみてはいかがでしょうか。
 

1.健康診断を受ける
2.適度な運動を心がける
3.バランスのとれた食事
4.規則正しい睡眠や生活リズム
5.家族や友人との人間関係を維持する

 
どれも当たり前のことと思えますが、基本的な生活を整えることが一番の健康投資となります。健康診断を受けたり、運動をしたり、友人と出掛けたりする場合は多少お金がかかることもあるかもしれませんが、それらは投資であり、代わりに健康な体という大きなリターンを得られるのです。浪費には注意しつつ、余裕資金の中で上手にやりくりし、健康投資を実践していきましょう。
 

まとめ

老後の生活で大切なことは、お金の管理だけではありません。健康な体を維持することも、医療費削減や収入アップ、豊かな老後の生活を送るために重要なことなのです。今回ご紹介した内容を参考に、自分が今できる健康投資について、ぜひ挑戦してみてください。
 

出典

(*)厚生労働省 令和元(2019)年度 国民医療費の概況
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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