更新日: 2022.11.25 セカンドライフ
おひとりさまが注目!? 高齢者向けシェアハウスとは? 入居にいくらかかる?
本記事では、高齢者向けシェアハウスの特徴やメリット・デメリット、入居費用について分かりやすくまとめました。老後の暮らし方を検討する際の参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
高齢者向けシェアハウスってどんな施設?
高齢者向けシェアハウスとは、単身世帯の高齢者が複数集まって、共同生活を送るスタイルの住まいをいいます。物件にもよりますが、自立した生活が可能な人を対象としたものが一般的です。
室内はバリアフリー設計の場合が多く、高齢者でも不自由なく生活しやすいのが特徴です。ヘルパーなどの介護スタッフが常駐していない点が、介護施設とは大きく異なります。
高齢者向けシェアハウスのメリット
高齢者向けシェアハウスには、次のようなメリットがあります。
・生活費を抑えやすい
・入居者同士の交流が刺激になる
・入居者同士で見守り合えて安心感がある
いずれも、1人暮らしではなかなか得られない、シェアハウスならではのメリットだといえるでしょう。以下でそれぞれのメリットについて、もう少し詳しく解説します。
生活費を抑えやすい
老人向けシェアハウスは介護施設や一般的な賃貸住宅と比べると、入居費用が低い傾向にあります。
また、シェアハウスは、キッチンやトイレ、浴室などを共有する作りが特徴です。水道光熱費は折半や毎月定額の場合が多く、1人暮らしよりも少なく済ませられます。家具・家電や備品も共用できるため、購入費用も負担が少なく済みます。
入居者同士の交流が刺激になる
シェアハウスでは複数人で生活するため、日常的に誰かと顔を合わせて会話をしたり、一緒に家事を楽しんだりできます。コミュニケーションによってよい刺激を受けたり孤独感やストレスを解消できたりもするため、明るく健康的な生活を送れるでしょう。
入居者同士で見守り合えるため安心
高齢者向けシェアハウスでは常にほかの入居者の目が届くため、自然とお互いに見守り合いができます。普段とは様子が違うときに気付いてもらいやすいため、体調が急に変化した場合なども安心です。
また、孤独死など1人暮らしに付きまとう不安も、シェアハウスであれば解消できるでしょう。
高齢者向けシェアハウスのデメリット
高齢者向けシェアハウスには多くのメリットがありますが、次のようなデメリットもあります。
・介護スタッフによる日常的なケアがない
・共同生活がストレスになることがある
以下でそれぞれのデメリットについて、もう少し詳しく解説します。入居を決める前に、自身の健康状態や性格などと照らし合わせて、シェアハウスでも不安やストレスなく生活できそうかどうか、よく検討してみる必要があるでしょう。
介護スタッフによる日常的なケアがない
高齢者向けシェアハウスは介護施設ではないため、日常的なケアをする介護スタッフは常駐しません。身体の状態に不安がある人は、入居をよく検討したほうがよいでしょう。
また、日常生活で介助や介護が必要な人や、認知症の症状がある人などは、入居の要件に当てはまらない可能性がありますので、希望物件の入居条件をよく確認しましょう。
共同生活がストレスになることがある
高齢者向けシェアハウスでは、ほかの入居者と共同生活を送る必要があります。常に他人がいる状況は楽しさや安心感などよい面も多い一方、リラックスできずに大きなストレスを感じる人もいます。
他人との暮らしを楽しめる性格でなければ、高齢者向けシェアハウスは適さないかもしれません。
高齢者向けシェアハウスの入居費用
高齢者向けシェアハウスの入居費用の相場は、地域などにもよりますが、おおよそ以下のとおりです。
・家賃:3~6万円程度
・管理費:1~2万円程度
以上に加えて光熱費が必要となるほか、入居時の費用が10~30万円ほどかかるケースもあります。それでも賃貸住宅や介護施設などと比べると、入居費用が低い傾向にあります。
高齢者向けシェアハウスは独居が不安な人にぴったりの居住スタイル
高齢者向けシェアハウスは健康な高齢者同士が集まって生活するスタイルの住居です。常に近くに誰かがいて交流を楽しめる環境は、単身の高齢者にとってよい刺激となるでしょう。共同生活をすることで、光熱費などが割安になるメリットもあります。
また、複数の人の目があることで見守り機能も生まれるため、1人暮らしが不安な高齢者にぴったりの住まいだといえそうです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部