更新日: 2022.11.29 セカンドライフ
定年後は「800万」の地方の中古住宅を購入しようと思います。注意すべき点はありますか?
そこで、今回は、地方で中古住宅を800万円で購入する際に押さえておきたい注意点を紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
800万円で購入できる中古住宅はどのようなもの?
地方といっても、実際にはどこを選ぶかで同じ予算でも選べる物件には差が出ます。例えば、千葉県の総武本線沿線の場合だと、800万円で購入可能な中古住宅の築年数は20~30年前後です。
間取りは3DK~4LDKが多く、夫婦で住むには十分な広さがあります。子どもや知人などが訪ねてきたときに、泊まってもらえるような予備の部屋も取れます。郊外なので、ほとんどの物件が駐車場完備というのも魅力でしょう。
中古住宅を購入するときにどこを見ておくべきか?
中古物件を購入するときは、まず水回りの状態がどの程度のものかをチェックしておく必要があります。前の住人が丁寧に使っていれば状態は良いかもしれません。
しかし、築年数が20年を超えてくるとある程度は水回りの傷みが進んでいる場合が多いです。内覧するときは、水回りを中心に床や外壁の劣化がどの程度のものか見ておきましょう。扉も、スムーズに開閉できるかどうかを確認することも重要です。全体の状態がひどいと、購入してすぐに修繕が必要になる可能性が出てきます。
できるだけ避けたいのは、長く空き家になっていた家です。築年数が経っている家は、ほんの数ヶ月使っていないだけでも劣化が早くなる傾向にあります。
外観がきれいでも、床が抜けていないか、天井に雨水のシミがないかなどチェックを怠ってはいけません。中には、売り出す前にリフォームするケースもあるので、できればそういった中古住宅を選ぶと余計な費用をかけずに済みます。
老後に暮らしやすい環境が整っていることも大切
定年後に家を購入するときは、老後の暮らしをイメージしておく必要があります。まだ健康なうちは、車での移動にも何の問題もないでしょう。
しかし、いずれ車の運転ができなくなることも考え、公共交通機関が利用しやすい場所の中から選ぶことも大切なことです。ショッピングエリアや病院、金融機関など、生活に必要な施設にアクセスしやすいかどうかも考慮しないといけません。
すでに気になっている場所があるなら、移住する前に実際に訪れてみることです。特に、老後の田舎暮らしを想定している人は事前に現地の雰囲気を知っておくほうが安心できます。宿泊できる施設があれば、数日滞在するのもいいでしょう。現実として、その場所で暮らすことはどういったメリット・デメリットがあるのか知っておくのは大切なことです。
中古住宅の場合は修繕費用を決めておくこともポイント
できるだけ良い状態の家を選んだとしても、中古住宅は新築に比べて早い段階で何らかの修繕は必要になってきます。購入するときは、修繕費用をいくらまで出せるかも決めておくのがいいでしょう。修繕といっても、DIYで可能な部分もあります。多少手直しが必要な物件を購入するときは、自分でもできる範囲かプロに依頼する大掛かりなものになるのかを考えてみることも大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部