更新日: 2023.03.12 定年・退職
もうすぐ定年退職「クレジットカード」はそのまま利用できますか?
本記事では、定年退職を例にあげ、決まった職業に就いていないときのクレジットカードの利用条件や適切な対応などを紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
一般的なクレジットカードの利用条件
多くのクレジットカード会社では、申し込む際にクリアしておくべき条件を公式サイトに明記しています。まず、クレジットカードの利用について求められる一般的な条件には、どのようなものがあるか見ていきましょう。
・18歳以上であること
ほとんどのクレジットカードでは、利用資格として18歳以上であることをあげています。高校生は対象外にしているケースや、未成年の場合は保護者の同意が必要とする場合もあり、細かい条件はクレジットカードによって違います。ただし、年齢の上限について、多くのクレジットカードでは明確にされていません。
・本人または配偶者に安定収入があること
収入については、本人もしくは配偶者に安定収入があることが条件になっているのも一般的です。実際には、クレジットカードによって収入などの条件は異なります。収入や仕事には触れていないカードもありますし、会社員であることを条件にしているカードもあります。年会費が無料か有料か、ビジネス向けかどうかなど、クレジットカードの特性に応じて収入の条件は変わってくると考えていいでしょう。
定年退職後もクレジットカードは利用可能?
定年退職後も利用できるかどうかは、実際にはクレジットカード会社ごとの判断になります。本人の安定収入や会社員であることなどを利用条件として掲げているクレジットカードでなければ、定年退職後も引き続き利用することは可能です。
一般的には、利用に対しての支払い能力があり、滞納などがないなら特に解約する必要はありません。
定年退職をしたときの適切なクレジットカードの対処
定年退職をして収入に変化が出るときは、クレジットカード会社に申し出るようにしましょう。定年退職に限らず、転職で職種や年収に変化が出たときや長期にわたって失業を余儀なくされる場合も、申し出が必要になってきます。
特に、会社員であることや本人に収入があることを利用条件にあげているクレジットカードなら、速やかな報告が必要です。クレジットカードによっては、そのまま利用できるかもしれません。利用限度額が引き下げになる可能性は高いですが、公共料金の引き落としなどで使っているときは、引き続き利用できたほうが便利です。
また、定年退職をきっかけにクレジットカードを見直すのもいいでしょう。例えば、年会費が必要なクレジットカードから年会費無料の手頃なカードに変えるだけで負担を軽くできます。定年後は特に働く予定がない場合は、18歳以上であれば収入を問わないクレジットカードもあります。
定年退職後も引き続きクレジットカードを使うことは可能
一般的には、定年退職後もそのままクレジットカードを使うことは可能です。ただし、クレジットカードによっては、仕事や収入が変わることで利用資格を失うこともあります。
同じカードを引き続き使うのが難しい場合でも、ランクを下げたクレジットカードに変えることで利用は可能といえます。年会費や利用限度額を抑えるなど、そのときの状況に合わせたクレジットカードに変えてみるのもいいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部