老後の住まいは戸建て?賃貸? 年金受給後はどちらが良いのでしょうか?

配信日: 2023.04.18

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老後の住まいは戸建て?賃貸? 年金受給後はどちらが良いのでしょうか?
老後の年金生活では年金という限られた予算のなかで生活をします。その時気になるのが賃貸と持ち家ではどちらのほうが住みやすいのか、という部分です。持ち家にも賃貸にもそれぞれにしかないメリット、デメリットがありますので、自分にとって何が最適なのかチェックしましょう。
 
本記事では老後の住まいとして選ぶ持ち家、賃貸のメリット・デメリットをそれぞれご紹介していきます。老後の住まい探しにぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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老後持ち家に住む場合

年金の受給額は、一人あたりの国民年金は6万6250円、夫婦2人の厚生年金は22万4482が平均的な金額です(令和5年度)。持ち家がすでにあり、ローンが払い終わっている場合は大きな負担はありませんが、残っていると負担が増えることにも注意が必要です。
 

メリット

持ち家の大きなメリットは、購入した住宅は自分の資産になり、子どもたちへの財産にできる点です。ローンを完済している状態であれば、相続させた家族がローンを払い続けるというストレスもなくなります。
 
さらに、持ち家は自分の好きなようにリフォームができますので、バリアフリーに特化した家にしたり、孫のために遊ぶスペースを設けたりということも可能です。住まいの自由度があがるのは、戸建てならではのメリットです。
 

デメリット

戸建てのデメリットは、購入費用が高額になるという点です。初期費用はどうしても数百万程度必要となりますので、年金受給前から貯めていた貯金も大きく減ります。持ち家には固定資産税といった税金がかかるほか、設備の不備があった場合は自分たちで修繕費を用意して依頼する必要があります。
 
維持管理も全て自分たちでしないとならないため、老後の一人暮らしや夫婦二人のみでの生活の場合は負担となるのがデメリットです。
 

老後に賃貸に住む場合

賃貸住宅の場合、家賃と管理費を支払うことで快適に生活できるという魅力があります。持ち家とは異なり、軽々と引越しもできるため、いろいろな地域に住んでみたいという方にもおすすめの方法となります。賃貸住宅にもメリット、デメリットがありますので、しっかりとチェックしましょう。
 

メリット

賃貸住宅は家賃なのでローンを組んだり、初期費用として多額の金額を用意する必要がありません。
 
マンションによってはオートロックや防犯カメラの設置など、すでに設備が充実していることが多く、管理人さんが頻繁に出入りするため、セキュリティー面でも安心です。近年では高齢者向けのアパート、マンションも増えているので、快適な家を選んで住めます。
 
さらに住宅設備に何か不具合があれば、管理人さんに連絡することで直ぐに対応してくれる上、設備の不具合なら管理費で対応しますので、急な出費もある程度防げます。気軽に引越しができるのも、賃貸ならではのメリットです。
 

デメリット

賃貸の場合は持ち家とは違い、家賃を支払い続けることになります。毎月の負担額は大きくなくても、ローンとは違って完済はしませんので、住む年月が長ければ長い程負担が大きくなります。年金の受給額が多くなければ、家賃だけで使い果たしてしまうということになりかねませんので、注意が必要です。
 
さらに、ちょっと不便があるからといっても気軽にリフォームはできません。リフォームの希望がある場合は、一度大家さんに相談して、自分の希望する設備が増設できるのかどうかチェックする必要があります。戸建て住宅のように好きにできないのは、デメリットとなるでしょう。
 
さらに、年金の受給をしていても、アパートやマンションの契約更新ができなかったり、新しい住宅に引っ越しができなかったり、という場合もあります。
 
年金だけでは安定した収入があるとみなされて貰えない場合もあるため、物件探しに苦労するのもデメリットと言えます。
 

まとめ

老後を快適に過ごすための住宅は、その人の都合や状況に応じて最適なものが変わってきます。先にローンを払ってしまい、住宅を自由に改造したいのなら、持ち家のほうが快適です。維持管理を管理人に任せ、毎月家賃を払うだけで快適に過ごせるほうが魅力と感じるのなら、賃貸のほうがおすすめです。
 
それぞれのメリット・デメリットを比較してみて、より自分にあった住宅を選べるようにしてみてください。
 

出典

厚生労働省 令和5年度の年金額改定についてお知らせします

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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