更新日: 2023.04.26 セカンドライフ
【50代の84.4%が不安】老後生活を心配する理由と将来への備えを確認しよう!
本記事では、心配する理由と今からできる老後の備え方を確認します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
50代の8割超が老後に不安を抱える理由
先ほどの世論調査によると、老後を心配する理由として次の3つが上位にあげられます。
●十分な金融資産がないから 78.0%
●年金や保険が十分でないから 54.7%
●現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備していないから 36.9%
思うように貯金や資産運用ができず、備えられていないと感じている人が多いようです。
老後不安を解消するための4ステップ
老後資金は、教育資金や住宅購入資金と異なり、必要な額が判断しにくいことも心配につながっていると考えられます。老後資金は自分らしく老後生活を過ごすために準備するものです。4つのステップで不安を解消していきましょう。
(1)老後の過ごし方を考える
最初に、老後の過ごし方を考えましょう。「海外旅行したい!」と「家でのんびりと過ごしたい」と考えている人では、必要になる金額も変わっています。どういう老後を過ごしたいか、どこで過ごしたいか、何を重視するのかを考えることが大切です。
(2)老後生活の収支を把握する
老後生活の収支を把握しましょう。収入として考えられるのは、公的年金のほか、個人年金保険や満期をむかえる生命保険、企業年金、退職金などがあります。
公的年金は、ねんきん定期便やねんきんネットで受け取ることができる金額を確認しましょう。退職金や企業年金は、勤務先の担当部署で教えてもらうことができます。生命保険は保険証券や生命保険会社に聞いてみましょう。
支出は生活費、家賃、住宅ローンなどがあげられます。参考までに、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考えられている最低日常生活費は、平均額23万2000円となっています。ゆとりある老後生活費は平均37万9000円です。
何歳まで生きることを想定するか?という問題ですが、人生100年時代といわれていることもあり、100歳を想定しておけば安心でしょう。ちなみに、老後資金を使い始める年齢の平均は、66.8歳となっています。
(3)現時点の資産と負債を把握する
老後生活の収支が分かったら、現時点の資産と負債を把握しましょう。資産には、預貯金や有価証券、不動産が入ります。負債には、住宅ローンや教育ローンなどがあります。
現実を知るのが不安に感じるかもしれませんが、数字にして具体化することで、目標やすべきことが分かってきます。早く始めるほど、月々の貯金額も少なくすみます。できることから始めましょう。
(4)相談窓口を知っておく
相談窓口を知っておくのも、老後に対する不安を和らげてくれます。より良い資金計画を立てるためには、お金に関する情報を集めることも大切です。消費生活センターや自治体では、生活設計に関するセミナーも行われています。
ファイナンシャル・プランナーや税理士などのプロに相談するのも1つの方法です。プロに相談するときには、相談料がいつから発生するかを事前に確認しておきましょう。
まとめ
老後に不安を抱えている人は、漠然とした不安だと思われます。老後生活費やの現在ある資産、いくら不足しているのかを計算することで、数値として具体化し、現状を把握しましょう。できることは、収入を増やす、支出を減らす、貯蓄をするの3つしかありません。お金に関する情報を積極的に収集し、今すぐ行動を始めましょう。
出典
金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査〔単身世帯調査〕(平成19年以降) 各種分類別データ(令和4年)
公益財団法人 生命保険文化センター 2022(令和4)年度 生活保障に関する調査《速報版》
金融広報中央委員会 40代。そろそろ老後資金の準備も具体的に考えましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー