更新日: 2023.12.13 定年・退職
老後は「65歳」から?「60歳」から?老後資金を使い始めるのは何歳から?
「老後」と聞くと「60歳」や「65歳」をイメージする方が多いと思います。
老後資金を使い始める年齢を「老後」とするのであれば、60歳に向けて老後資金をためる場合と、65歳に向けてためる場合とでは、計画の仕方が変わってきます。
本記事では、老後資金を使い始める平均年齢とともに、老後資金をためるために、今からでもできることをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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老後資金を使い始めるのは何歳から?
定年を迎える年齢は人それぞれ異なるため、何歳からを「老後」と呼ぶのか、ためてきた老後資金を使い始めるのは何歳からなのか、考え方もそれぞれです。
公益財団法人生命保険文化センターの「リスクに備えるための生活設計」によると、老後資金を使い始める平均年齢は66.8歳とされています。
老後資金の使用開始年齢の分布を表1にまとめましたので、参考にしてください。
表1
老後資金の使用開始年齢 | 割合 |
---|---|
59歳以下 | 1.0% |
60歳 | 11.7% |
61~64歳 | 1.7% |
65歳 | 34.2% |
66~69歳 | 2.0% |
70歳 | 23.4% |
71歳以上 | 9.3% |
わからない | 16.7% |
※公益財団法人生命保険文化センター「リスクに備えるための生活設計」を基に筆者作成
最も多いのが「65歳」の34.2%で、次いで「70歳」の23.4%、「60歳」の11.7%となっています。
老後資金をためるために今からでもできることは?
老後資金を使い始める年齢が何歳かは人それぞれですが、老後資金をためるために、今からできることについては考えておくとよいでしょう。
資金計画を立てる
まずは現時点での資産を把握して、「何歳までにいくらためる」という資金計画を立てておきましょう。
老後の生活に必要なお金を計算して、月々どれくらいならば貯金ができるのか、また、足りない場合はどのように補えばよいのかを考えていきます。
資金計画を立てるにあたって、老後の収入を把握したり、ライフプランを考えたりすることも重要なポイントです。
固定費の見直しを行う
支出を減らす必要がある場合は、固定費を見直すことをおすすめします。
固定費は毎月支払うものですので、見直してみたら不要な支出だったということも珍しくありません。
特に加入している保険の内容について、何年も見直していないという場合は、不要な保険に加入したままになっている可能性がありますので、注意が必要です。
「老後」が始まる年齢に向けて貯蓄を始めよう
老後資金を使い始める年齢は人それぞれですが、平均は66.8歳といわれています。
自分が老後資金を使い始めるのは何歳からになるのかを考えて、その年齢を目安にして、老後資金をためるために今、何ができるのかを明確にしましょう。
まずは具体的な資金計画を立てることで、老後資金をためるためのモチベーションを高めることも重要です。
そのうえで、固定費の見直しなどにより、支出を抑える方法も考えていくとよいでしょう。
出典
公益財団法人 生命保険文化センター リスクに備えるための生活設計
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー