更新日: 2023.12.26 セカンドライフ

定年後に主婦の経験を生かして「調理補助」を始めるか検討中。未経験でもいいそうですが、わりと稼げるのでしょうか?

定年後に主婦の経験を生かして「調理補助」を始めるか検討中。未経験でもいいそうですが、わりと稼げるのでしょうか?
求人情報で目にする機会のある調理補助。未経験でもOKのケースが多いため、検討している方もいるでしょう。ただ、同じように求人を眺めていると出てくる「調理師」との違いが気になる方もいるのではないでしょうか?
 
そこで本記事では、調理補助の仕事について、調理師との違いなども含めて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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調理補助とは? 調理師との違いは?

調理補助とは名前の通り、調理する方の補助を行う仕事のことです。
 
業務範囲について明確にルールが定められているわけではないため、職場により業務内容が異なります。しかし、主に調理器具の準備や食材の下ごしらえ、簡単な盛り付け、食器洗いなどがほとんどです。
 
ここからは、調理補助とよく混同される「調理師」との違いに焦点を当てて解説します。
 

1.必要資格の有無

調理補助は資格を持っていなくても仕事を行えますが「調理師」として働く場合には「調理師免許」の資格が必要です。
 
調理師免許を取得するためには、以下のいずれかの方法をとる必要があります。
 

●中学校卒業以上または同等の学力を持っていること、かつ2年以上、調理業務に従事したうえで調理師試験に合格する
●厚生労働大臣が指定する調理師養成施設(調理の専門学校など)を卒業する

 
今後の目標として、調理補助として実務経験を積み、調理師試験を受けて調理師を目指すのもいいでしょう。
 

2.仕事内容

調理補助は調理する方をサポートするのが主な仕事になりますが、調理師の場合は調理することに加え、仕入れや衛生管理、メニュー考案などさまざまです。
 
また、調理師でも見習いや新人の場合は調理補助を兼任する場合もあります。このように、調理師と調理補助を混同されている方もいるようです。
 
基本的には調理補助は「サポート」、調理師は「調理業務全般」と覚えておくといいでしょう。
 

調理補助の主な職場

調理補助と聞くと飲食店で働いているイメージが強いかと思いますが、実際にはさまざまな場所で活躍できる職業です。
 
調理補助の勤務先の例は以下の通りです。
 

●保育園
●学校
●高齢者施設
●ホテル
●病院
●スーパー
●社員食堂

 
中でも保育園や学校は給食・おやつなどの提供のみであることから、勤務時間が固定になっていることもあります。
 

調理業務のおよその収入

調理業務の収入は、勤務地(都道府県)や勤務場所により大きく変わりますが、東京労働局 東京ハローワーク「職業別求人・求職賃金状況(常用的パート)(令和5年10月分)」によると、東京都の時給で1107円(下限)~1148円(上限)であることが分かりました。
 
そのため、仮に1日5時間、週4日(月16日)で働いた場合の月間の収入は、8万8560円〜9万1840円ほどになります。
 
ただし、収入に関しては勤務場所や働く時間・日数などで大きく変動するため、ご自身の場合はどのようになるかを想定して一度算出してみてください。
 

調理補助は定年後におすすめの仕事!

調理補助は、仕事内容がそれほど複雑でなく、勤務場所によっては時間も調整しやすいため、定年後の仕事としておすすめです。
 
ただ、仕事内容・勤務時間が働く場所によって異なるため、面接などでしっかり確認しておくことをおすすめします。
 

出典

公益社団法人 調理技術技能センター 令和5年度調理師試験

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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