更新日: 2024.01.27 セカンドライフ
定年後も仕事をしたい!60歳以上の仕事内容で多い「職務」や「勤務時間」はどのくらい?
しかし実際に、現在の仕事を退職して、他の仕事を探すことになった場合は「他のシニアたち」がどんな職種にいるのかは特に気になるところでしょう。
そこで本記事では「60歳以上の人の仕事内容で多い職務」「定年後の人たちがどのくらいの時間働いているのか」について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
60歳以上の人の仕事内容で多い職務とは?
初めに60歳以上の人の仕事について見ていきます。日本労働組合総合連合会の「高齢者雇用に関する調査2020」によると、上位5位の結果は表1の通りとなっています。
表1
仕事内容 | 割合 |
---|---|
事務オフィスワーク | 30.3% |
医療・介護・福祉 | 9.3% |
サービス・警備・清掃 | 8.8% |
製造・工場・倉庫 | 7.5% |
営業 | 6.8% |
※日本労働組合総合連合会「高齢者雇用に関する調査2020」を基に筆者作成
表1より、60歳以上で働いている職種で最も多いのが「事務・オフィスワーク」、次いで「医療・介護・福祉」、「サービス・警備・清掃」の順となっています。
同調査によると、59歳以下の場合は「事務・オフィスワーク」、「製造・工場・倉庫」、「医療・介護・福祉」の順番に仕事につく人が多い結果となりました。そのため60歳以上の人においては、比較的肉体負荷が大きい重労働の仕事が減っていることが分かります。
【PR】日本財託グループセミナー
60歳以上の勤務時間はどのくらい?
続いて、60歳以上の人の勤務時間について確認しましょう。日本労働組合総合連合会の「高齢者雇用に関する調査2020」によると、60歳以上の勤務時間上位5位は表2の通りです。
表2
勤務時間 | 割合 |
---|---|
8時間 | 42.0% |
7時間 | 17.5% |
6時間 | 10.0% |
5時間 | 9.5% |
4時間未満 | 7.5% |
※日本労働組合総合連合会「高齢者雇用に関する調査2020」を基に筆者作成
60歳以上の人の労働時間で多い割合は8時間でした。この8時間という数字は法定労働時間と同じ時間となっているため、定年後も定年前と同様に長時間働くことが多いことが分かります。
同調査では、現在の労働時間に対する働き方満足度調査も行われていますが、73.8%の人が満足していると答えていることから、長い時間働くことに対して特に不満を感じられないことも確認されています。
60歳以上の仕事内容や勤務時間を参考にして、自分の定年後の働き方を考えよう
60歳以上で働いている職種で最も多い職種が「事務・オフィスワーク」、次いで「医療・介護・福祉」、「サービス・警備・清掃」であり、勤務時間は8時間としている人が多いことが分かりました。
今回示したデータはあくまで参考データであり、定年後の働き方は人それぞれです。60歳以降も仕事を続けようと考えている人は、自分の働き方をどのようにしていきたいかを今一度考えるきっかけにするといいでしょう。
出典
日本労働組合総合連合会の 高齢者雇用に関する調査2020
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー