更新日: 2024.01.27 セカンドライフ

「死ぬまでにやりたいこと」人生100年時代にやりたいことと、それを叶えるための予算とは?

「死ぬまでにやりたいこと」人生100年時代にやりたいことと、それを叶えるための予算とは?
定年後は時間に余裕ができるため、何をして過ごすかを、想像することもあるのではないでしょうか。「人生100年時代」といわれる今だからこそ、セカンドライフを迎えてから何がやりたいのかを考えておきたいものです。
 
本記事では、多くの人が望んでいる「死ぬまでにやりたいこと」を挙げて、それをかなえるために必要なおおよその予算についてもご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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「定年を迎えてから死ぬまでにやりたいこと」とは?

株式会社TimeTreeが「Time Design Labプロジェクト」の一環として実施したアンケート調査「『人生100年時代』にやるべきこと」によると、「一生のうちにやりたいこと」の上位には「旅行」「趣味」「生活(住環境や整理整頓など)」などがランクインしています。
 
まず、旅行については「家族で日本一周旅行をしたい」「日本全国のおいしい食べ物を探しに行きたい」「夫婦で世界旅行がしたい」など、さまざまな希望が出ています。定年後の年齢であれば、海外旅行よりも国内旅行のほうが現実的であり、望んでいる人が多いようです。
 
次に、趣味については、定年を迎えて時間に余裕が生まれるからこそ、やってみたいことが見つかるのではないでしょうか。「今までやっていたことをさらに極めたい」という方もいらっしゃるでしょう。
 
そして、生活の整理整頓については、定年後の年齢だと「終活」の意味合いで始めようとしている人が多いようです。「自分が亡くなった後で家族に迷惑をかけないように、断捨離をしておきたい」「老後の生活に向けて、何がどこにあるのか分かるようにしておきたい」などの希望もあるでしょう。
 

「死ぬまでにやりたいこと」をかなえるために必要な予算は?

「死ぬまでにやりたいこと」の上位にランクインしている「旅行」「趣味」「生活(整理整頓)」を実現するために必要な費用をまとめました。
 

旅行に必要な予算

観光庁が発表した2022年の「旅行・観光消費動向調査」によると、日本人が国内旅行をする際の1人1回当たりの平均支出は4万1146円とのことです。
 
うち、宿泊を伴う旅行の場合は5万9174円、日帰り旅行は1万8540円です。この費用には、参加費・交通費・宿泊費・飲食費・買い物代・娯楽等サービス費などが含まれます。
 

趣味に必要な予算

次に、趣味にかかる平均予算額については、総務省統計局による「家計調査」を参考に見ていきましょう。
 
65歳以上の夫婦のみの無職世帯の場合、1ヶ月の消費支出23万6696円のうち「教養娯楽費」の割合は9.0%の2万1365円、65歳以上の単身無職世帯だと、1ヶ月の消費支出14万3139円のうち10.1%の1万4473円とのことです。
 

生活の整理整頓に必要な予算

終活の一環として自宅の整理整頓を行う場合は、本当に必要なもの以外は手放して、部屋の中をすっきりさせたほうがよいでしょう。
 
その際に、家具や家電などの大型のゴミが出た場合は、自治体による粗大ゴミ回収を利用することもあると思います。粗大ゴミの回収費用はゴミの大きさや重さによりますが、自治体によっても異なるため、事前の確認が必要です。
 
東京都新宿区の場合を例に挙げると、以下のようになりますので、参考にされるとよいでしょう。
 

・ホットプレート:400円
・電子レンジ:900円
・2人掛けソファ:1300円
・シングルベッド(ベッドマットを除く):1300円
・マッサージチェア(30キログラム超):3200円

 

定年後の夢をかなえるための費用を貯蓄しておこう

アンケート調査「『人生100年時代』にやるべきこと」では「一生のうちにやりたいこと」の上位に「旅行」「趣味」「生活(住環境や整理整頓など)」などがランクインしています。
 
やりたいことを実現するためにはお金も必要になってきますので、それぞれいくらぐらい予算があればよいのかを確認して、貯蓄しておくことをおすすめします。
 

出典

株式会社TimeTree TimeDesignLab TimeTreeユーザーの回答から考える「人生100年時代」にやるべきこと
観光庁 旅行・観光消費動向調査 2022年年間値(確報)
総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要 表2 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)及び65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支 -2022年-(19ページ)
新宿区 粗大ごみの処理手数料一覧
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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