更新日: 2024.01.30 セカンドライフ

【読書老人】定年退職してやることがなくなったので、「図書館」に入り浸ろうと決めました。電気代などの生活費はどれだけ浮くでしょうか。

【読書老人】定年退職してやることがなくなったので、「図書館」に入り浸ろうと決めました。電気代などの生活費はどれだけ浮くでしょうか。
本を読んで知識を身につけるのと同時に、自宅で過ごす場合にかかる電気代や水道代を節約できるのが図書館の魅力です。なかには、定年退職後に暇を持て余し始めたのをきっかけに、図書館通いを習慣にしようと決意する人もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、図書館通いを習慣にするとどれくらいの生活費を節約できるのかを考えていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

図書館通いを習慣にすると1ヶ月に1500円ほど節約可能

生活費にはさまざまな項目がありますが、図書館通いによって特に節約につながりやすい電気代と水道代に焦点を当てて考えていきます。
 
総務省統計局の「家計調査/単身世帯(2022年)」によると、1ヶ月にかかる単身世帯の電気代は平均で6808円、上下水道料は2116円でした。おおよそ9000円が1ヶ月にかかる電気代と水道代の合計です。1ヶ月を30日と考えると、1日に300円ほどのコストがかかる計算になります。
 
次に、前提条件について考えていきましょう。図書館の開館・閉館時間は地域によって異なりますが、ここでは1日に6時間、月に20日利用するケースを想定します。
 
6時間は1日の4分の1ですから、電気代と水道代を単純計算で4分の1節約できると考えると、1日に75円ほどの節約が可能です。図書館を月に20日使った場合は1500円の節約、1年では1万8000円の節約につながります。
 
ただし、実際には自宅にいなくても家電製品の待機電力などで電気代がかかるため、節約できる金額はもう少し低くなると考えられます。あくまでも目安のひとつとして捉えましょう。
 

図書館を使って節約するコツ

図書館通いで電気代や水道代を節約できるといっても、思わぬところで出費がかさんでしまうかもしれません。以下に紹介する節約術を参考に、図書館をうまく活用して節約につなげましょう。
 

・お弁当や水筒を持っていく

図書館に入り浸る場合に懸念すべきコストのひとつが食費です。生活費を節約するのが目的ですから、図書館に通うのにお金をかけるようでは本末転倒です。
 
例えば、スーパーやコンビニで毎日500円食費を使うなら、月に20日図書館に通っても節約効果が薄れてしまいます。なるべく食費を浮かせられるように、お弁当や水筒を持参するのがおすすめです。
 

・徒歩や自転車で通う

食費とあわせて懸念しておきたいコストが交通費です。公共交通機関を使って図書館に通うとなると、1日に400円の交通費がかかるケースでは、月に20日で8000円の出費になります。昼食費と同様に大きな出費となってしまうため、図書館へのアクセス手段をよく考えておきましょう。
 
自宅と図書館の位置関係によっては公共交通機関を使わざるを得ない場合もありますが、できる限り徒歩や自転車で通うのがおすすめです。節約につながるのはもちろん、健康と体力の維持にもつながるメリットがあります。
 

食費と交通費に注意! 図書館をうまく活用して節約につなげよう

図書館通いは電気代や水道代の節約になりますが、食費や交通費をかけすぎると、むしろコストの増加につながる可能性があります。「お弁当や水筒を持っていく」「徒歩や自転車で通う」といった工夫をして、余計なコストをかけないようにしましょう。
 
そうすることで、節約をしつつ、本を読んで知識を身につけたり、運動不足を解消したりできるメリットがあります。
 

出典

e-Stat 家計調査/単身世帯(2022年)表番号1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集