年金暮らしで毎日「孫」の食事などの面倒もみています。地味に家計が苦しいのですが、このまま続けるべきでしょうか…

配信日: 2024.02.04 更新日: 2024.02.09

この記事は約 3 分で読めます。
年金暮らしで毎日「孫」の食事などの面倒もみています。地味に家計が苦しいのですが、このまま続けるべきでしょうか…
最近は共働きをしているお母さんとお父さんのサポートとして、孫の面倒を見るおばあちゃんが増えているようです。「孫はかわいいと思っているけれど、家計が厳しいから、このまま面倒を見続けるのは正直難しい」と思っている人は少なくありません。
 
本記事では「孫に使うお金を負担に感じている人の割合はどれくらいいるのか」「年間で孫にどれくらいのお金をかけているのか」「どのようなときにお金を使うのか」について解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

孫に使うお金を負担に感じている人の割合は?

最初に、孫に使うお金が負担になっていると感じている人はどれくらいいるのかについて、確認していきましょう。
 
株式会社主婦の友社の「『孫育て』をしている女性への意識調査」によると、孫がいる50~70代の女性のうち、「負担を感じる」が28%「負担を感じない」が72%という結果となりました。負担を感じない人の割合が多い一方で、負担を感じる人が3割ほどいることも分かります。
 
たとえ、孫の費用が負担になっていたとしても、お金のことに関して、子どもたちには心配をかけたくないからという理由で、相談したくてもできないという人は多いでしょう。孫にかかる費用に対して、もやもやしている人は少なくないことが分かります。
 

年間で孫にどのくらいお金をかけている?

続いて、年間で孫に使うお金はどれくらいになるのかについて、解説していきます。同調査によると、結果は表1の通りです。
 
表1

使う金額 割合
5万~9万円 21%
10万~19万円 21%
20万~29万円 14%
2万円以下 12%
4万円以下 11%
50万~99万円 9%
30万~49万円 9%
そのほか 3%

※株式会社主婦の友社「『孫育て』をしている女性への意識調査 Q7:お孫さんに使うお金は年間、いくらですか?」より筆者作成
 
表1を見て分かる通り、4万円以下が23%、5万~29万円が56%を占めており、約8割の人が、29万円以下の負担をしていることが分かります。人によって孫にかける金額はさまざまですが、多くの人がどれくらいの金額を孫に使っているのか、参考にしてみるとよいでしょう。
 

どのようなときに孫にお金を使うの?

最後に、どのようなときに孫にお金を使うのかを確認してみましょう。株式会社主婦の友社の同調査で、孫にお金を使うときの場面の上位3種は表2の通りです。
 
表2

孫にお金を使う場面 費用を使う割合
イベント時のプレゼント代(誕生日・こどもの日・ひな祭り・クリスマス・お年玉) 89.3%
お祝い金(七五三・入園入学・卒園卒業) 73.6%
おでかけや旅行、外食など、一緒に過ごした際の経費 65.2%

※株式会社主婦の友「『孫育て』をしている女性への意識調査 Q8:どのような時にお金を使いますか? ※複数回答」より筆者作成
 
お金を使うケースとしては、誕生日やクリスマス、お年玉といった行事が一番多い結果となりました。
 
そのほかにも、入学の際のお祝い金や、お出掛け・旅行の費用といったものが挙げられており、イベント時以外でも、おばあちゃんが孫のためにお金を出す場面は結構あることが分かります。誕生日などのイベントで毎年費用がかかってくるとともに、お出掛けやお祝いといった突発的な出費があることを考えると、毎年の出費が大きくなる可能性があります。
 

子どもたちと、孫を預かるときのルールを作ろう

孫はかわいいとは思うものの、出費が重なると、もやもやした気持ちは晴れません。ときには、一人の時間を楽しみたいときや、体調が悪く、孫を預かることが大変だと思うときもあるでしょう。
 
自分の時間や体調、お金のことを考慮しつつ、孫を預かるときのルールを子どもたちと決めておくと、少し心に余裕を持てるかもしれません。自分のことを大切にしながら、子どもたちと孫のサポートをしていけるようにしましょう。
 

出典

株式会社主婦の友社「『孫育て』をしている女性への意識調査」(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集