更新日: 2024.02.09 定年・退職

【定年後の収入】来年70歳になりますが、定年後も生活費のために「働き続ける」ことは無謀でしょうか?

【定年後の収入】来年70歳になりますが、定年後も生活費のために「働き続ける」ことは無謀でしょうか?
昨今の物価高騰や年金不足の影響により、定年後も働き続けたいと考える方もいらっしゃるでしょう。令和3年に高年齢者雇用安定法の改正が施行され、70歳までの方が働きやすくなりました。
 
そこで今回は、定年を過ぎて70歳を迎えても働くことはできるのかについてと、働く場所を探す際のポイントについても解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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定年後も働きたいと考える人の割合

高年齢者雇用安定法の改正により、70歳でも働きやすい社会に向かっていますが、実際のシニア世代の方は就業について、どのように考えているのでしょうか。
 
株式会社MS-Japanが運営するメディアManegyによる、管理部門のシニア世代を対象とした「就業状況に関する意識調査」によると、「定年後も生涯現役で働いていたいですか?」という問いに対して、表1のように回答が得られました。
 
表1
 

年代別 60~64歳 65~69歳 70歳以上
強く思う 40% 17% 22%
思う 40% 42% 56%
あまり思わない 15% 42% 0%
全く思わない 5% 0% 22%

 
※株式会社MS-Japan Manegy『【2023年最新調査】「70歳現役社会」シニア世代は何歳まで働きたい? 管理部門の就業実態を調査』を基に筆者作成
 
70歳以上における生涯現役で働きたいという人の割合は、「強く思う」「思う」を合わせて約78%を占めています。さらに、働きたい理由として最も多かったのは「収入を得るため(80.5%)」、次いで「社会に貢献したいから(41.5%)」「人間関係を豊かにするため(39.0%)」という回答が見られました。
 
このことから、生活費のために働き続けることはもちろん、やりがいや社会とのつながりとか、交友関係を広げるために、就業を希望している方もいることが分かりました。
 

働く場所を探すうえでのポイント

シニア世代が転職先を探すには、以下のような機関があります。
 

●ハローワーク
●シルバー人材センター
●シニア世代専用求人サイト
●各自治体の就業支援機関

 
さまざまな職種の仕事がありますので、自身の経験やスキルに合った仕事を選ぶことが大切になります。
 
定年後に働く場合、職場を選ぶポイントは人によってさまざまです。就業条件や職種を考慮して、自分に合った仕事を選ぶことがポイントです。仕事を探す際は、以下の点に注目しましょう。
 

●これまでの経験やスキルを生かせる
●通勤に便利な場所である
●良好な職場環境で、良好な人間関係を築ける
●やりがいを感じられる
●サポートや雇用への取り組みが充実している
●退職後に再雇用の機会がある

 
シニア世代が職場選びで重視することは、若年層とあまり変わりません。仕事を探すときには、これまでの経験やスキルなどを生かせる職種を探すことで、スムーズに仕事を始められるでしょう。
 
一方で、心配な点は体力です。定年後は、労働時間を短くしたり週に2、3日の勤務にしたりするなど、ワーク・ライフ・バランスを意識することが大切です。仕事に楽しみややりがいを見いだすことが、生涯現役で働くポイントといえるでしょう。
 

定年後の70歳でも働き続けることは可能

高年齢者雇用安定法により70歳までの方が働きやすくなり、年金だけでは足りない生活費をまかなうために、働くことを希望する方が増えています。
 
長く働き続けるには、収入面だけではなく、やりがいやワーク・ライフ・バランスを重視することがポイントです。経験やスキルを考慮して、自分に合った職場を探しましょう。
 

出典

厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~
株式会社MS-Japan Manegy【2023年最新調査】「70歳現役社会」シニア世代は何歳まで働きたい?管理部門の就業実態を調査 「定年後も生涯現役で働きたい」が約73%、「70歳現役社会」に肯定派多数か
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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