貯金や年金ゼロの「老後貧乏」には絶対なりたくない!老後貧乏になる人の「特徴」と今からできる「予防策」とは?
配信日: 2024.02.22
また平均寿命が延びている現在、多くの人が予想よりも長い老後になる可能性が高いため、備えをしておかないと、老後は生活苦を抱えた「老後貧乏」になりかねません。
今回は、老後貧乏になる人にはどのような特徴があるのかについてと、老後貧乏を避けるには何をすればよいのかについて考えてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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65歳以上の世帯の毎月の支出はどれくらい?
まずは老後、どれくらいお金が必要なのかについてみてみましょう。総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)」によると、月の支出は、 65歳以上の夫婦のみの無職世帯では、税金や社会保険料なども合わせて26万8508円、65歳以上の単身無職世帯では15万5495円となっています。
一方、収入は夫婦のみの世帯で24万6237円、単身世帯で13万4915円です。どちらも支出の方が多くなっており、不足分を貯蓄などでまかなう必要があることが分かります。
現役時代と同じ金銭感覚でお金を使うとか、十分に貯蓄がないという場合には、老後貧乏になる可能性が高くなってしまうといえるでしょう。
老後貧乏になる人の特徴とは
老後貧乏にならないためには、収入と支出のバランスに注意しなければなりません。現役時代よりも収入が減ることを見越して、収入内で生活できるように、支出を増やさない工夫が必要です。
現役時代の生活水準が高い
現役時代の収入が高かった方の場合は、いつのまにか、高い生活水準の中で生活している可能性があります。定年後、大きく収入が減っているにもかかわらず、現役時代と同じレベルの生活を続けていれば、お金が足りなくなるでしょう。
突発的な買い物が多い
現役時代から「欲しいものがあれば買ってしまう」「足りない分は貯蓄を取り崩す、またはカード払い」という方も要注意です。また、お金のかかる趣味がある方も、定年後は慎重になる必要があるでしょう。お金の使い方が計画的にできないと、老後貧乏の可能性は高くなります。
ローンの返済が続いている
現役時代に長期の住宅ローンを組んで、定年後に返済が残っている人も、老後貧乏になる可能性があります。
住宅の場合は、30年以上のローンを組むことも少なくありません。ローンが残っていると、返済の分、そのほかにまわすお金が減ってしまいます。さらに加齢による体調不良や、教育費などの出費により、返済が滞る可能性も否定できません。長期のローンを組む際には、資金計画を綿密に立てることが重要です。
老後貧乏を避けるには、現役時代からの備えが大切
老後貧乏を避けるには、現役時代から老後に備えておく必要があります。できるだけ貯蓄額を増やしておくために、支出を見直すことから始めましょう。手をつけやすい対策としては、家賃や水道光熱費、保険料の見直し、使っていないサブスクリプションの解約、スマートフォンの契約会社やプランの変更などがあります。
出典
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯) 図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支 -2022年-,図2 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支 -2022年-(18ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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