更新日: 2024.04.03 その他老後

70歳一人暮らしです。子どもからスマホをもつように言われましたが、連絡を取る友人もいないのに購入すべきでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

70歳一人暮らしです。子どもからスマホをもつように言われましたが、連絡を取る友人もいないのに購入すべきでしょうか?
お子さまから「スマートフォンは便利だから持っておいたら? 」と言われている方もいらっしゃるかもしれません。
 
とはいえ、あまり連絡を取る友人もいないのに、持つ必要があるのかとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
 
そこでこの記事では、連絡を取る可能性があまりない場合でも、スマートフォンは必要なのかについて考えていきたいと思います。
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スマートフォンは必要?

スマホを利用するシニアの多くは「スマートフォンが生活に必要」と考えているようです。
 
株式会社電通がスマートフォンを利用する全国の60~70代男女1000名を対象に行った調査によると「スマートフォンが生活に必要」と答えた方は8割を超え、スマートフォンを持つ前と比べて生活がよくなったと答える方も6割を超えるという結果が得られたようです。
 
スマートフォンを持ってからよくなったことの回答の上位5つは、以下の通りです。

・分からないことをすぐに調べられるようになった
 
・知りたい情報を簡単に得られるようになった
 
・暇な時間を楽しむことができるようになった
 
・社会の動きや流行が分るようになった
 
・さまざまな情報を記録できるようになった

スマートフォンは、コミュニケーションツールの1つではありますが、それ以外にもさまざまな機能があります。それらの機能によって生活がよくなったと考える方が多いため、誰かと連絡を取ることがあまりない場合でも、持っておいて損はないかもしれません。
 

シニア向けスマホにはどれくらい費用がかかる?

スマートフォンというと操作が難しいというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、近年では「シニア向けスマホ」として、操作しやすい・文字が大きいなどの特徴があるものも販売されています。
 
シニア向けスマホの機種代金を調査したところ、おおよそ3万円〜5万5000円ほどが相場となっていました。
 
ただし、各社割引などが適用されるケースもあるため、お子さまや店員の方に確認し、使える割引を教えてもらうのもよいかもしれません。
 

地域によっては補助金がある場合も

自治体によっては、スマートフォンの購入費を補助してくれるケースもあるようです。
 
東京都文京区では、地域にお住まいの65歳以上の方で、スマートフォンを初めて所持・購入された方を対象に「文京区シニア世代スマホデビュー応援補助金」を支給しています。
 
区が指定する店舗でスマートフォンを購入し、必要書類を提出することで最大2万円の補助が受けられるようです。
 
お住まいの地域にこのような補助金があれば、費用をおさえてスマートフォンを購入できるかもしれません。
 

スマートフォンはコミュニケーションツールとしてだけでなくさまざまな用途で使える

スマートフォンというと「連絡を取る手段」として考える方もいらっしゃいますが、実際には通話・メール以外にもさまざまな機能がついています。
 
そのためスマートフォンを持つことで、今以上に生活がよくなる可能性も考えられるでしょう。
 
持つ、持たないは最終的にご自身の判断にはなりますが、お子さまから進められているのであれば、一度試しに持ってみてもよいかもしれません。
 

出典

株式会社電通 電通、「シニアのスマホライフ実態調査」を実施
文京区 初めてのスマホデビューを応援します
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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