更新日: 2024.04.18 定年・退職
老後資金が足りないため定年後も働く予定です。足が悪い私でもできる仕事はあるでしょうか…?
ただ、なかには足が思うように動かないなど、身体に不調がある人もいるかもしれません。このような場合、どのような仕事を選ぶと負担が少ないのでしょうか。そこでこの記事では、定年後も働き続けるメリットや、足が悪い人が挑戦しやすい職種を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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定年後も働き続けたい人の割合は?
内閣府が公表する「第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」によると、60~64歳の約4割が何かしらの仕事をしながら収入を得ていることが分かりました。
また、今後も収入をともなう仕事をしたい、続けたいと思うかについて今後の就労意欲を調査したところ、60~64歳は73.3%が「続けたい」と答えています。なお、同様の質問をしたところ、65~69歳は51.0%が「仕事を続けたい」と回答しました。
定年後も働き続けるメリット
定年後も働き続けることは、多くのメリットがあります。ここでは、代表的なメリットをいくつか紹介します。
・収入を得ることで安心感が高まる
定年後に年金が支給される場合でも、収入がないと不安を感じる人もいるでしょう。また、老後は旅行や食事などの趣味を充実させたいと考える人も少なくありません。
ただ、このような楽しみには、やはりお金がかかります。定年後も働いていれば、収入を得られるため安心感が高まります。収入があると金銭面を理由に趣味を我慢せず、楽しめる機会が増えるでしょう。
・健康維持につながる
定年後も仕事を続けることで規則正しい生活を送れ、身体的な健康を維持しやすくなります。また、仕事によってやりがいや達成感を得られ、精神面の健康にもプラスに働く可能性があるでしょう。
企業に所属して働いている場合は、健康診断を受けられる場合があります。定期的な健康診断によって病気の早期発見や予防などの効果も期待できます。
定年後に足が悪くても挑戦しやすい職種4選
足が悪い場合、定年後にどのような仕事を選ぶべきか悩むものです。そこで、ここでは足が悪い場合にも挑戦しやすい仕事を4つ紹介します。
・事務職全般
職場によっても異なりますが、事務職は座り仕事がメインとなる可能性が高いです。例えば、経理や一般事務、営業事務や医療事務などの職種があります。ただし、職場によって業務の内容は異なります。
なかには郵便物を仕分けして社内で配り歩いたり、荷物を運んだりするケースもあるかもしれません。不安な場合は詳細な業務内容や歩かなければならない頻度などを確認しておくとよいでしょう。
・コールセンター
コールセンターは座っていることが多く、未経験からでも始めやすいおすすめの仕事です。マニュアルや研修制度が充実していることも多いため、オフィスワークが初めての人でも挑戦しやすいでしょう。
・工場の座り作業
工場の座り作業も動き回ることが少ない仕事です。工場と一口にいっても、仕事内容は多岐にわたります。例えば、電子部品の組み立てやアパレル製品の縫製、目視検査やシール貼りなどがあります。興味のあるものを選び挑戦できることも魅力です。
・在宅ワーク
委託された事務作業や記事作成など、在宅でできる仕事に挑戦する手もあります。チャットやメール、電話などで依頼主とやり取りできることが多く、出勤せずに仕事ができます。
また、外国語やデザインなどの得意分野があれば、Web講座を開いて収入を得ることも一案です。パソコン操作に抵抗がない人は試してみるとよいでしょう。
できる仕事は多くある!定年後もいきいきと働こう
老後の資金確保のため、定年後も働き続けたいと考える人は多くいます。また、定年後も働くことは収入が増えるだけではなく、心身の健康を維持しやすい、社会とのつながりができるなどのメリットもあります。足が悪い場合は、座り仕事がメインの業務を選ぶと負担が少ないでしょう。
例えば、事務職やコールセンター、工場の座り仕事や在宅ワークなどの選択肢があります。自分に合う無理のない働き方を探し、定年後もいきいきと活躍しましょう。
出典
内閣府 第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー