更新日: 2024.04.23 定年・退職

一般会社員は定年後「年収減」が当たり前…。医師は「60歳」を超えたらどうなる?

一般会社員は定年後「年収減」が当たり前…。医師は「60歳」を超えたらどうなる?
一般会社員の場合、定年後の再雇用や再就職では、業務量が変わらなくても年収が大きく下がってしまう傾向にあります。では医師の場合、60歳を超えたら年収はどうなるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
 
そこで今回は、医師の定年や定年後の年収について調べてみました。これから医師を目指そうとしている方や、医師としてできるだけ長く働きたいと考えている方は参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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医師に定年はあるの? 何歳まで働ける?

高齢の医師も多いことから、「医師に定年はあるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。まず、医師になるには医師免許が必要ですが、これが年齢によって取り消されることはないため、本人の体力・気力が続く限り、生涯現役で働くことは可能といえるでしょう。
 
ただし、どこで働くかによって定年が規定されている場合もあります。例えば公務員の場合、定年が60歳に定められていますが、人事院「定年がもたらすもの」によると「病院、療養所、診療所などに勤務する医師、歯科医院など」に関しては特例として65歳に規定されているようです。
 
民間病院に勤務する医師については、勤務先の就業規則によって異なります。一般的には、定年を65歳または60歳に設定しているケースが多いようです。
 
しかし定年制度を設けていなかったり、65~70歳のように長く設定していたりする場合もあります。また病院長など幹部ポジションで働く医師は定年制度の対象外となり、高齢になってからも長く働ける場合があります。
 

高齢の医師はどれくらいいる? 60歳を超えてからの年収は?

厚生労働省の「令和4(2022)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、病院・診療所で働く医師の平均年齢は50.3歳で、年齢別の割合は以下の通りです。


・29歳以下:9.8%
・30~39歳:20.4%
・40~49歳:20.3%
・50~59歳:20.3%
・60~69歳:18.1%
・70歳以上:11.1%

60歳を超えてからも医師として働いている方は29.2%もいて、70歳以上でも11.1%であることから、高齢になってからも働き続ける方は多いことが分かります。厚生労働省が公表した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、60歳を超えてからの年収は表1の通りです。
 
表1

年代 男性医師 女性医師
50~54歳 1870万1900円 1603万0300円
55~59歳 1896万6300円 1771万7600円
60~64歳 1844万5500円 1655万7500円
65~69歳 1851万5500円 1768万8100円
70歳以上 1594万6800円 1358万4000円

※政府統計の総合窓口e-Stat「賃金構造基本統計調査/令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(厚生労働省)」を基に筆者作成
 
60歳を超えると給与額が大幅に下がる一般会社員とは異なり、医師も年齢によって下がりはするものの、生涯稼ぎ続けられる職業であることが分かります。
 

医師は60歳を超えても高年収! 生涯現役を目指すのもあり

一般会社員は定年後の再雇用や再就職で大幅に年収が下がってしまうことが多いのに対して、医師の場合は60歳を超えてからも高収入であることが分かりました。実際に60歳を超えてからも働き続けている医師は29.2%もいて、70歳以上の医師に関しては11.1%です。
 
70歳を超えてからも年収は軽く1000万円以上ですから、収入の高い仕事に就きたい方は、医師として生涯現役を目指してみるのもいいでしょう。
 

出典

人事院 定年がもたらすもの
厚生労働省 令和4(2022)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(6ページ)
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)賃金構造基本統計調査/令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号7 (厚生労働省)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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