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更新日: 2024.07.26 セカンドライフ

年金暮らしの親の話をしたら、「お金に余裕があるなら仕送りしたほうがいいんじゃない?」と友達に言われました。30代なのですが、同年代はみんな仕送りをしているのでしょうか……?

年金暮らしの親の話をしたら、「お金に余裕があるなら仕送りしたほうがいいんじゃない?」と友達に言われました。30代なのですが、同年代はみんな仕送りをしているのでしょうか……?
「親への仕送り」は、賛否両論のある話題ではないでしょうか。30代の方であれば、ご両親が年金暮らしで余裕がないということも十分にありえるでしょう。今回は、親へ仕送りをしている30代がどれくらいいるのか、またどのくらいの金額を仕送りしているのかを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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親へ仕送りをしている30代

まず、親へ仕送りをしている30代はどれくらいいるのでしょうか。
 
厚生労働省の統計資料e-Statにおける「令和4年国民生活基礎調査」によると、30~39歳の468万1000世帯のうち、親へ仕送りをしている世帯数は表1のような結果になりました。
 
表1

親へ仕送りをしている世帯数 12万6000世帯
親へ仕送りをしている世帯数
(入所・入院費のみ)
7000世帯
親へ仕送りをしている世帯数
(その他のみ)
11万9000世帯
親へ仕送りをしている世帯数
(入所・入院費とその他)
0世帯

※e-Stat 政府統計の総合窓口「令和4年国民生活基礎調査」を基に筆者が作成
 
親に仕送りをしている30~39歳の世帯は、468万1000世帯のうち「12万6000世帯」でした。そのうちのほとんどである「11万9000世帯」が、親へのサポートや今までの感謝の気持ち(その他のみ)から仕送りをしていることが分かります。なかには施設の入所や入院費のみの仕送りをしている方もいました。
 

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仕送り額の平均額は5万2000円

親への仕送りをしている世帯数が分かったところで、次に気になるのは「親へどれくらいの額を仕送りしているのか」ではないでしょうか。
 
厚生労働省の同調査によると、30~39歳で親へ仕送りをする金額とその世帯数、1世帯当たりの平均仕送り額は表2のような結果になりました。
 
表2

仕送り金額 親へ仕送りをしている世帯数 親へ仕送りをしている世帯数
(入所・入院費のみ)
親へ仕送りをしている世帯数
(その他のみ)
2万円未満 1万6000世帯 1000世帯 1万5000世帯
2~4万円未満 3万9000世帯 2000世帯 3万7000世帯
4~6万円未満 2万6000世帯 0世帯 2万6000世帯
6~8万円未満 7000世帯 1000世帯 6000世帯
8~10万円未満 5000世帯 5000世帯
10万円以上 2万世帯 1000世帯 1万8000世帯
不詳 1万3000世帯 2000世帯 1万1000世帯
1世帯当たりの
平均仕送り額
5万2000円 5万6000円 5万2000円

※政府統計の総合窓口「令和4年国民生活基礎調査」を基に筆者が作成
 
30〜39歳で親へ仕送りをしている方の仕送り額は「2~4万円未満」の世帯が3万9000世帯と一番多く、次いで「4~6万円」の世帯が2万6000世帯と多い結果となりました。親へ仕送りをしている世帯とその他のみを仕送りしている世帯の1世帯当たりの平均仕送り額は「5万2000円」です。1年間に換算すると、62万4000円かけていることになります。
 
また、入所・入院費のみを仕送りしている世帯の1世帯当たりの平均仕送り額は「5万6000円」です。普段の生活費より、入所・入院費のみのほうが高いことが分かりました。
 

仕送りの必要性を考える

親への仕送りは個人の選択であり、仕送りの有無や頻度、金額は、人それぞれの家庭事情や経済状況によって異なります。
 
仕送りをする最大のメリットは、親の生活の質の向上です。年金だけではカバーしきれない医療費や生活費、趣味や娯楽に充てるお金が増えることで、親がより快適で充実した生活を送ることができるでしょう。
 
また、子どもからの仕送りは親にとって精神的支えにもなるかもしれません。自分たちを気にかけてくれているという安心感は、心理的な健康にも良い影響を与えるでしょう。
 
一方で、親が十分な年金や貯蓄を持っていれば、必ずしも必要ではありません。仕送りが子ども自身の経済的負担となり、生活に支障をきたすような場合は、無理をしてまで仕送りを続けるべきではないでしょう。
 

30代で親に仕送りしている人は3%ほどいる

30代で親に仕送りをしている世帯は468万1000世帯中12万6000世帯でした。親が年金暮らしで生活に困っている場合や、親の健康状態が心配な場合に仕送りをする方も多いでしょう。
 
ただし、親への仕送りは個人の選択であり、全ての人がやっているわけではありません。大切なのは、自分自身や家族の幸福を追求するために、それぞれに置かれた状況や環境を考慮し、適切な判断を下すことです。
 
自身の生活や将来のための貯蓄や投資にも配慮しながら、バランスをとることが重要となります。親への仕送りを検討するのであれば、誰が、どのようにサポートするのかを、事前に家族の間で話し合いをして決めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

e-Stat 政府統計の総合窓口 令和4年国民生活基礎調査 統計表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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