更新日: 2021.05.04 その他年金
「ねんきんネット」で登録や年金情報の確認はどうすればいい?
今回はそんな「ねんきんネット」の登録方法や、情報確認の仕方を解説します。
執筆者:松木優子(まつき ゆうこ)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。フリーライター。
来店型保険ショップ元コンサルタント。首都圏郊外の地域密着店や、都市部の富裕層が多い店舗で、年間約150組のお客様のコンサルタントを担当。
監修:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「ねんきんネット」とは?
年金に関する情報確認や、各種届書が作成できるオンラインサービスです。主に次のようなことができます。
●自分の年金記録の確認
●将来の年金見込額の確認
●電子版「ねんきん定期便」の閲覧
●日本年金機構から郵送された各種通知書の確認 など
出典:日本年金機構 「ねんきんネット」
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「ねんきんネット」の登録方法
「ねんきんネット」を使うには、下記いずれかの方法で登録をします。
●「ねんきんネット」に利用登録をする
●「マイナポータル」(政府が中心となって運営するオンラインサービス)と連携する。
「ねんきんネット」に利用登録をするには?
出典:日本年金機構 「ねんきんネットの利用を始める(ご利用登録)」
まず、次の2つを準備してください。
●基礎年金番号(年金手帳や年金証書などで確認できる)
●メールアドレス
そしてもう1つ、「アクセスキー」が必要です。アクセスキーとは、「ねんきんネット」のユーザIDを取得する際に使う17桁の番号です。「ねんきん定期便」などに記載されています。
●「ねんきん定期便」のアクセスキー記載箇所
出典:日本年金機構 「『ねんきんネット』に登録するには? 」
(1)アクセスキーを持っている場合
出典:日本年金機構 「ユーザIDの発行を申し込む(入力)− アクセスキーをお持ちの方向け」
「ねんきんネット」のTOPページから「新規登録」をクリックし、「有効なアクセスキーあり」へ進みます。画面の指示に従って必要事項を入力し、最後に「ユーザIDの発行を申し込む」をクリックします。申請受付番号が画面に表示されるので、ユーザIDのお知らせメールが届くまで保管しておきましょう。
ユーザID確認メールが届いたら、メール内のリンクをクリックして、事前に設定したパスワードを入力します。リンクの有効期限は、メール到着から24時間以内なのでご注意ください。ユーザIDの確認画面が表示されたら登録完了なのでログインできます。IDは忘れないように保管してください。
(2)アクセスキーを持っていない場合
出典:日本年金機構 「ユーザIDの発行を申し込む(入力)」
「ねんきんネット」のTOPページから「新規登録」をクリックし、「アクセスキーなし」へ進みます。画面の指示に従って必要事項を入力し、「ユーザIDの発行を申し込む」をクリックすると、申請受付番号が画面に表示されます。申し込みから5営業日ほどで、日本年金機構からユーザIDの通知ハガキが郵送されます。ハガキが届くまで、申請受付番号は保管しておきましょう。
ユーザIDの通知ハガキが届いたら登録完了です。「ねんきんネット」のTOPページからログインできます。ユーザIDは忘れないように保管しましょう。
マイナポータルと連携するには?
「ねんきんネット」のユーザIDがなくてもマイナンバーカードがあれば、「マイナポータル」の「もっとつながる」機能から「ねんきんネット」にアクセスできます。
初回アクセス時に、マイナンバーカード内の情報と日本年金機構の情報が一致すれば、「マイナポータル」と「ねんきんネット」の連携が完了します。もし一致しない場合は、基礎年金番号を入力します。
「ねんきんネット」で年金情報を確認するには?
出典:日本年金機構 「『ねんきんネット』を利用するには? 」
ログイン後、「年金記録を確認する」をクリックします。確認できるのは、主に次の項目です。
●各月の公的年金制度(国民年金保険、厚生年金保険、船員保険)の加入履歴
●1年間の保険料納付額、これまでの保険料納付額
●年金見込額(年額。老齢年金受給者の場合は、現在受け取っている年金額)
●各月の厚生年金保険または船員保険の標準報酬月額と標準賞与金額 など
なお、2018年3月26日から共済組合加入期間中の記録も表示されるようになりました。
「ねんきんネット」では、こんなこともできる!
年金記録を確認するだけでなく、以下のさまざまなサービスが利用できます。
●年金見込額の試算
●追納等可能月数と金額の確認
●電子版「ねんきん定期便」の閲覧
●年金振込通知書等閲覧
●通知書再交付申請
●届書作成
各サービスの詳しい操作方法は、「ねんきんネット」内の「利用マニュアル」から確認できます。
万が一、年金記録に間違いや漏れがある場合は、お住まいの地域の年金事務所や街角の年金相談センターへ、速やかにお問い合わせください。
出典
日本年金機構 「ねんきんネット」
日本年金機構 「『ねんきんネット』とマイナポータルがつながりました」
執筆者:松木優子
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。フリーライター。
監修:FINANCIAL FIELD編集部