更新日: 2021.06.25 年金

厚生年金は何歳から何歳まで加入できる? 最長で加入した場合の受給額は?

執筆者 : 柘植輝

厚生年金は何歳から何歳まで加入できる? 最長で加入した場合の受給額は?
厚生年金は何歳まで加入できて、最も長い期間加入すると受給額にどのような影響を与えるかご存じですか? 年金は毎月の保険料やいつから受給できるのかといった部分ばかりに目を向けられがちです。
 
そこで、今回は厚生年金のあまり目を向けられない、けれど大切な部分を確認していきます。
 
柘植輝

執筆者:

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

柘植輝

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執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

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厚生年金は70歳まで加入可能

厚生年金は厚生年金の適用事業所で働く70歳までの間にある方が加入することができます。厚生年金は従業員5人未満の個人事業主に雇われているといった例外を除き、正社員やフリーター、派遣社員など雇用関係に基づき働く大多数の人が加入することになります。
 
そのため、71歳でフルタイムでアルバイトしているような方は、就労していたとしても厚生年金には加入しないことになります。また、最近では短時間のパートやアルバイトも週20時間以上の就労など一定の要件を満たすことで厚生年金に加入できるようになっており、年々厚生年金に加入できる方の層が広がっています。
 

70歳まで加入すると受給額はどう増える?

厚生年金の受給額は加入期間とその間の収入に比例します。なぜなら、厚生年金の将来受け取れる金額は加入期間により変化する定額部分と、支払った保険料によって変化する報酬比例部分とで構成されているからです。
 
そのため、過去の保険料納付記録だけでなく、60歳以降どのように給与が変動するかによってなど、個別の事情によって受給額も大きく異なります。自身の年金額がどう増えていくのかについては個別の状況を基にして日本年金機構のホームページを参考に算出したり、年金事務所やねんきんダイヤルに問い合わせて確認していくと良いでしょう。
 

65歳から70歳の間厚生年金に加入するメリットはあるか

これまでの話を基に、多くの方が気になってくるのが65歳以降年金に加入するメリットがあるか否かでしょう。まずメリットとしては、将来受け取れる厚生年金の額が増えるという点につきます。70歳まで加入したとすれば、その分将来受け取れる年金額を増やせる可能性があります。しかしながら、受け取る年金額が減少する可能性もあります。
 
それは、在職老齢年金という仕組みがあるためです。在職老齢年金とは、厚生年金受給額と毎月の給与や賞与などをベースにした総報酬月額相当額の合計が47万円を超えると年金額が減少するという仕組みです。既にカットされた部分に関しては後から受け取ることはできません。
 
さらに、在職老齢年金の対象となりカットされた部分は繰り下げ受給による増額分の対象とならないため、カットされるなら繰り下げ受給して将来の年金額を増やそうということもできません。そのため、65歳以降働いたとしても思うほど年金が増えないということもあります。
 
在職老齢年金の仕組みが適用されるのを避けるのであれば、給与の額を下げてもらうよう勤務先にお願いしたり、短時間勤務としたり、業務委託契約をしてもらうといった方法で厚生年金に加入しないような働き方を選ぶと良いかもしれません。
 

厚生年金は最長70歳まで加入できる!

厚生年金は最長70歳までの方が加入でき、65歳以降加入することで年金額が増加する方もいらっしゃいます。一方で、在職老齢年金の仕組みにより思ったほど年金額が増加しないという方もいらっしゃいます。
 
特に65歳以降にも継続して厚生年金に加入する場合は将来受け取れる厚生年金の計算が複雑となるため、詳細な受給額を含め65歳以降どう働くのが一番お得になるのかなど、個別の状況に応じた判断についてはねんきんダイヤルや年金事務所などに問い合わせて相談すると良いでしょう。
 
参考
日本年金機構 年金見込額試算
 
執筆者:柘植輝
行政書士