年金に関する郵便物、すぐに捨ててはいけないって聞いたのですが一体なぜ?
配信日: 2021.11.19
本記事では、捨ててはいけない具体的な理由、捨ててしまった場合の再発行方法や確認方法について解説します。大切な年金に関する郵便物について知ることで、きちんと保管しなければならない理由がわかるようになるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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年金に関する郵便物には何がある?
年金に関する郵便物には、「ねんきん定期便」「年金証書」の2種類があります。
ねんきん定期便は、保険料納付の状況や年金給付額の見込みなどについての情報が書かれた郵便物です。
年金証書は、年金を受け取る権利を証明する郵便物で、老齢年金または障害年金・遺族年金を受け取る権利を得た際に送付されます。
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年金に関する郵便物をすぐに捨ててはいけない理由
年金に関する郵便物である、ねんきん定期便と年金証書は捨ててはいけません。しかし、なぜ捨ててはいけないのか、いつ利用するのかなど必要性がわからない人も多いでしょう。
ここでは、年金に関する郵便物についての詳細と、捨ててはいけない理由と使い方について記載していきます。
ねんきん定期便にははがきタイプと封書タイプがある
ねんきん定期便には、はがきタイプと封書タイプがあります。それぞれの違いを見ていきましょう。
●はがきタイプ……直近1年の年金加入情報を通知。50歳未満ではこれまでの加入実績に応じた年金額、50歳以上になると年金見込額が記載される
●封書タイプ……生涯で3回届く。35歳、45歳では加入実績に応じた年金額、59歳では年金見込額が記載される
いずれも、誕生月に郵送されます。
ねんきん定期便は、前回届いた内容と違いはないか、加入実績に応じて年金額はどのように変わったかを見比べる必要があるため、捨てないようにしましょう。
特に封書タイプの場合は生涯に3回しか届きません。はがきタイプよりも細かい情報がわかる大切な郵便物なので、長期間保存しておきましょう。そして、内容を確認し、不備があれば年金事務所に連絡しましょう。
年金証書は届け出に必要
年金証書は、年金受給者としての権利があることを証明する書類で、さまざまな届け出をする際に必要となります。例えば、郵便局窓口にて現金で年金を受け取る際に年金送金通知書に添える必要があるなど、各種手続きの際に必要となります。
この他にも年金証書を使用するケースは多く、捨ててしまうとスムーズに手続きできません。必ず捨てずに保管しておきましょう。
年金に関する郵便物を捨ててしまった場合の対処法
年金に関する郵便物を捨ててしまっても、再発行が可能です。またインターネット上で確認する方法もあります。
ねんきん定期便と年金証書の再発行方法と、インターネット上で加入実績や受給見込額がわかるねんきんネットの登録方法について解説します。
再発行できる
ねんきん定期便も年金証書も再発行できます。それぞれの申請先は以下のとおりです。
●ねんきん定期便……ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号に電話をする
●年金証書……年金事務所か年金相談センターに再交付を申請する
電話や自宅近くの年金事務所などで再発行可能です。郵便物を捨ててしまった場合は早めに連絡するとよいでしょう。
ねんきんネットに登録する
ねんきんネットでは、ねんきん定期便と同様に以下の内容がわかります。
●これまでの年金記録
●将来の年金見込額
●電子版ねんきんネットの閲覧
●日本年金機構から送られてくる書類の内容
ねんきんネットは、基礎年金番号とメールアドレスがあれば登録可能です。
基礎年金番号は、年金手帳や国民年金保険料の口座振替額通知書などに記載されています。会社員の方は総務関係の部署に尋ねてもよいでしょう。
ねんきんネットがあれば、ねんきん定期便がなくても自身の状況を把握できます。
年金に関する郵便物は捨てずに保管しておこう
年金に関する郵便物「ねんきん定期便」「年金証書」は捨てずに保管しましょう。自身が加入している年金の状況がわかるだけでなく、各種届け出の際に必要になる大切なものです。
もし捨ててしまっても、再発行ができます。また、インターネット上で年金の加入状況がわかるねんきんネットを活用するなどして、自分の状況を常に確認できるようにしておくとよいでしょう。
出典
日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構 年金証書は、どんな場合に必要になりますか。
日本年金機構 「ねんきん定期便」を汚損、毀損、紛失したのですが、再発行はできますか。
日本年金機構 年金証書をなくしたとき。
日本年金機構 「ねんきんネット」とは?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員