更新日: 2022.05.16 その他年金

35歳・45歳・59歳に封筒で送られてくる「ねんきん定期便」。はがきに書かれているものと内容はどう違う?

35歳・45歳・59歳に封筒で送られてくる「ねんきん定期便」。はがきに書かれているものと内容はどう違う?
毎年誕生月に日本年金機構から「ねんきん定期便」が届くのをご存じでしょうか。ねんきん定期便を見ると、年金の加入履歴や年金額など自身の年金情報を把握できます。
 
ただし、「35歳・45歳・59歳に届く封筒のねんきん定期便は何が違うの?」「具体的にはどんな情報が分かるの?」など疑問をもっている方もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、35歳・45歳・59歳に届くねんきん定期便の内容、封筒とはがきで届くねんきん定期便の違いなどについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ねんきん定期便とは

 
「ねんきん定期便」とは、日本年金機構から毎年届く案内のことです。これは、年金制度への理解を深めてもらうことを目的としていて、毎年誕生月に届きます。このねんきん定期便から、年金の照会番号やこれまでの加入実績に応じた年金額、保険料納付額、年金加入期間など、自身の年金情報を把握することが可能です。
 

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35歳・45歳・59歳に封筒で届くねんきん定期便

 
ねんきん定期便は、35歳・45歳・59歳の節目の年に封筒で届きます。
 
毎年届くはがきは直近1年間の年金情報が掲載されているのに対し、封筒のねんきん定期便は全期間の年金情報が掲載されています。これにより、将来もらえる年金見込額や年金加入状況などを確認することが可能です。
 
それでは、35歳・45歳・59歳に届くねんきん定期便の内容について見ていきましょう。
 

35歳・45歳に届くねんきん定期便の内容

 
35歳・45歳に届くねんきん定期便には、次のような情報が載っています。

●照会番号
●これまでの加入実績に応じた年金額(昨年)
●これまでの加入実績に応じた年金額(今年)
●これまでの保険料納付額(累計額)
●これまでの年金加入期間
●これまでの加入実績に応じた年金額
●これまでの「年金加入履歴」
●これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況
●これまでの国民年金保険料の納付状況

このように、35歳・45歳に届くねんきん定期便からは、これまでの加入実績に応じた年金額などが分かります。
 

59歳に届くねんきん定期便の内容

 
59歳に届くねんきん定期便には、次のような情報が掲載されています。

●照会番号
●老齢年金の見込額
●老齢年金の見込額(70歳、75歳まで繰下げ受給した場合)
●これまでの保険料納付額(累計額)
●これまでの年金加入期間
●老齢年金の種類と見込額(年額)
●これまでの「年金加入履歴」
●これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況
●これまでの国民年金保険料の納付状況

このように、59歳に届くねんきん定期便からは、年金の見込額や繰下げ受給した場合の年金額が分かります。

 

はがきで届くねんきん定期便

 
35歳・45歳・59歳以外のねんきん定期便は、毎年誕生月にはがきで届きます。はがきで届くねんきん定期便は、50歳未満と50歳以上で掲載内容が異なります。
 
はがきに掲載されている主な内容は、以下のとおりです。

■50歳未満

●照会番号
●これまでの加入実績に応じた年金額(昨年)
●これまでの加入実績に応じた年金額(今年)
●国民年金(第1号・第3号)納付状況
●標準報酬月額、標準賞与額、保険料納付額
●これまでの保険料納付額(累計額)
●これまでの年金加入期間
●これまでの加入実績に応じた年金額

■50歳以上

●照会番号
●老齢年金の見込額
●老齢年金の見込額(70歳まで繰下げ受給した場合)
●国民年金(第1号・第3号)納付状況
●標準報酬月額・標準賞与額・保険料納付額
●これまでの保険料納付額(累計額)
●これまでの年金加入期間
●老齢年金の種類と見込額(年額)

50歳未満は「これまでの加入実績に応じた年金額」、50歳以上は「老齢年金の見込額」で65歳から受け取れる年金見込額を確認できます。
 

封筒は全期間、はがきは直近1年間の年金情報が載っている

 
はがきで届くねんきん定期便は、直近1年間の年金情報などを確認できます。一方、35歳・45歳・59歳の節目の年に封筒で届くねんきん定期便は、全期間の年金情報を知ることが可能です。
 
老後資金の計画を立てるうえで年金額の把握は必須です。ねんきん定期便は毎年誕生月に届くため、必ず確認するようにしましょう。
 

出典

日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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