更新日: 2022.08.04 年金

若い世代は年金がもらえない? 年金保険料を支払うメリットとは

若い世代は年金がもらえない? 年金保険料を支払うメリットとは
令和4年度の国民年金保険料は月額1万6590円です。年金保険料は原則として毎年見直しが行われており、近年はわずかに増額されつつあります。
 
毎月この金額を支払うことは、特に若年層で収入が安定していない場合は容易ではありません。年金保険料を支払うだけでも大変なうえに、メリットが見い出せないとなると支払うこと自体にも不安になるのではないでしょうか。
 
そこで今回は、若い世代が年金についてどう考えたらよいのか、メリットについても解説します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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もらえる年金は老後だけではないことを理解しよう

一般的な呼称である「年金」とは、「老後にもらえるお金」というイメージが強いのではないでしょうか。しかし実際には老後を待たなくてももらえる年金があります。私たち国民がもらえる年金には3種類あり、一般的に年金とよばれるものは「老齢年金」といいます。
 
老齢年金は、65歳以上になると加入期間に応じた金額を一生涯にわたってもらえる制度です。このほか「障害年金」「遺族年金」があります。この2つは、必ずしも65歳を待たずに受給要件を満たせば受け取れます。
 

若い世代でも障害年金と遺族年金は対象となる

障害年金は、所定の障害状態になった場合に受け取れる年金です。原則として20歳以上が受給対象となり、受給年齢の上限はありません。遺族年金は、国民年金に加入している人が亡くなった場合、その人と生計を一にしている家族へ支払われる年金です。
 
一般的には、配偶者や子どもが対象です。この場合、配偶者の年齢制限はありませんが、子どもの場合は18歳までとしています(障害年金の障害等級1級または2級の状態にある方は20歳未満)。
 
これらのことから、年金制度は必ずしも老後のお金だけではなく、障害年金や遺族年金は若い世代でも対象になることが分かりました。なお、受給要件として、国民年金保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が国民年金加入期間の3分の2以上あることが必要なので注意しましょう。
 

年金は想定されるリスクに生涯備えられる制度

日本の年金制度は、長生きのリスク(老後)、病気やけがのリスク(障害状態)、万が一のときのリスク(遺族保障)の大きく3つのリスクをカバーできる制度です。若い世代は年金保険料を払うばかりで、自分たちがもらえるときは来るのか? と不安になるかもしれません。しかし、長生きや障害状態、万が一のときのリスクは年齢に関係なく誰にでもあります。
 
このことから、これから想定されるさまざまなリスクに対応するため、年金保険料は払い続けましょう。
 

保険料の払い込みには免除や猶予もある

前述のように、年金保険料は決して負担が少ないとはいえません。生活に困窮し、年金保険料を支払えない場合は、所定の審査を経て、年金保険料の免除や猶予の決定がされる制度があります。
 
この場合、将来受け取る年金は減額されますが、年金制度の加入期間には合算されます。万が一金銭的な理由で年金保険料を払えない場合には、そのまま放置するのではなく、最寄りの年金事務所への相談をして免除または猶予の申請を行いましょう。
 

まとめ

年金制度は若い世代にはなじみが薄いものです。しかし、老後資金としての年金だけでなく、病気やけがが原因の障害年金や、遺族補償の遺族年金は若い世代でも対象となります。年金は、自分だけでなく家族の安心にもつながります。また、年金保険料が払えない場合は、早めに年金事務所に免除や猶予の申請をしましょう。
 

出典

日本年金機構 年金Q&A 国民年金の保険料はいくらですか?
日本年金機構 障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額
日本年金機構 遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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