年金の支給日はいつ?初回支給日や受け取るための手続きについて解説

配信日: 2022.10.28

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年金の支給日はいつ?初回支給日や受け取るための手続きについて解説
老後の生活と聞いて、年金をイメージされる方も多いのではないでしょうか。令和4年度の国民年金は満額で年間約78万円が支給されるため、退職後の生活における大切な収入源といえます。
 
ところで、この年金はいつ支給されるのかご存じでしょうか。この記事では、国民年金の支給日と初回支給日、受取のための手続き方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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年金支給日は偶数月の15日


年金は原則、前月と前々月の支給分が、偶数月の15日に支給されます。年金の支払対象月と支給日は次のとおりです。
 
【図表1】

支払対象月 年金支給月
12月、1月 2月
2月、3月 4月
4月、5月 6月
6月、7月 8月
8月、9月 10月
10月、11月 12月

日本年金機構 年金を銀行で受け取ることにしましたが、支払月のいつ頃振り込まれますか。より筆者作成
 
支給月の15日が土曜日・日曜日・祝日の場合は、直前の平日に振り込まれます。また初回受け取りの場合のみ、タイミングによっては奇数月に支払われるケースもあります。
 
なお、年金受給を60歳から65歳までの間に繰り上げる「繰上げ受給」、66歳以降に受け取る「繰下げ受給」をしている場合も支給日は同じです。
 

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初めて支給を受ける場合

年金の受給資格は65歳の誕生日前日に発生し、その翌月から支給開始となります。例えば、10月16日生まれの人は、10月15日に受給資格を取得し、翌月の11月から支給されます。
 
例外として1日生まれの人は前月末に受給資格が生じるので、支給開始は誕生月当月です。繰上げ受給・繰下げ受給の場合は、請求した日の翌月分から年金が支給されます。
 

受取のための手続き

年金は65歳の誕生日の翌月から自動的に支給されるわけではありません。「年金請求の手続き」をする必要があります。
 
日本年金機構から年金請求に必要な「年金請求書」が、65歳の誕生日の3ヶ月前ごろに郵送されます。65歳の誕生日の前日以降に、年金請求書を含む必要書類を年金事務所や住所地の市区町村役場に提出します。
 
年金請求書の他に必要となる主な書類や持ち物は次のとおりです。
 
【図表2】

必要な書類や持ち物(国民年金) 入手先
年金手帳、基礎年金番号通知書
※基礎年金番号の確認
日本年金機構
預金通帳、貯金通帳、キャッシュカード等
※年金の振込先の確認
※年金請求書に金融機関の証明を受けた場合は不要
振込を希望する金融機関
戸籍の謄本、戸籍の抄本、戸籍の記載事項証明書、住民票、住民票の記載事項証明書のいずれか
※年金請求書提出日の6ヶ月以内に交付されたもの
※年金請求書にマイナンバーを記入する場合は不要
市区役所または町村役場
身分証明書(マイナンバーカードなど)
印鑑

厚生労働省 【国民年金】老齢基礎年金 必要書類リストより筆者作成
 
約1~2ヶ月後に「年金証書・年金決定通知書」が届き、さらに約1~2ヶ月後に年金を受け取ります。
 
繰上げ受給の場合は、日本年金機構公式サイトに掲載されている「老齢厚生年金・老齢基礎年金支給繰上げ請求書」を提出します。繰下げ受給の場合は、請求したタイミングで年金請求書を提出しましょう。
 
もし、年金請求を忘れていることに気付いたら、その時点で請求すればさかのぼって年金受給が可能です。ただし、受給権は5年間で時効を迎えるため、5年以上前の年金が受給できなくなる可能性があります。手元に年金請求書が届いたら、忘れずに書類を提出しましょう。
 

まとめ

年金の支給日は基本的に偶数月の15日です。支給日が土日や祝日の場合は、直前の平日になります。
 
年金の受給開始は誕生日で決まるため、人によって異なります。受給するには年金請求の手続きが必要になるので、忘れないようにしましょう。年金は老後生活を支える大切な資金なので、支給日はしっかり把握しておきましょう。
 

出典

日本年金機構 年金を銀行で受け取ることにしましたが、支払月のいつ頃振り込まれますか。
日本年金機構 年金の支払月はいつですか。
厚生労働省 老齢基礎年金お手続きガイド
日本年金機構 年金の繰上げ受給
日本年金機構 年金の繰下げ受給
厚生労働省 【国民年金】老齢基礎年金 必要書類リスト
日本年金機構 年金の時効
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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