年金記録の確認はどうする?「ねんきんネット」の活用がおすすめ!
配信日: 2022.10.29
しかし自分がこれまで納めた保険料について、改めて確認することは少ないのではないでしょうか。年金は保険料納付月数によって受給額が変わるので、納付実績が正しく記録されているのか定期的に確認することが大切です。
この記事ではねんきんネットを活用した年金記録の確認方法についてお伝えします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年金記録の確認方法
年金記録は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認が可能です。「ねんきん定期便」は年に1回ハガキで郵送され、直近1年間の年金記録が記載されています。35歳・45歳・59歳の人には全期間の年金記録が記載された封書が届きます。
日本年金機構の運営する「ねんきんネット」は、パソコンやスマートフォンからアクセスが可能です。全期間の年金記録が確認でき、未納期間や記録もれの可能性のある月が分かりやすく表示されています。いつでも最新の年金記録が確認できる便利なサービスです。
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ねんきんネットでできること
ねんきんネットでは、年金記録の確認以外にもさまざまな機能が利用できます。ここでは主な3つの機能について説明いたします。
年金見込額の試算ができる
年金見額試算では、将来の年金見込額をシミュレーションできます。今後の収入額や受給開始年齢を設定して、簡単に見込額の比較ができます。さまざまな条件で試算できるので、老後の資金計画を立てる上で役立つでしょう。
ねんきん定期便や年金振込通知書の確認
ねんきん定期便や年金振込通知書などの郵送物の内容を画面上で確認できます。郵送されるよりも1ヶ月程度早いタイミングで内容の確認が可能です。紙での郵送物が不要な人は、ねんきんネットから郵送を停止することもできます。
届書の作成
年金請求書など年金に関する届出書類を作成できます。氏名や基礎年金番号など日本年金機構で管理される情報は自動的に表示されるため、書類作成の手間が省けます。
ねんきんネット登録の流れ
それでは、ねんきんネット登録の流れについて説明します。登録には2通りの方法があります。
マイナポータルとの連携
1つ目はマイナポータルと連携する方法です。
マイナポータルとはマイナンバーカード所有者向けの行政手続きのサイトで、公金受取口座の登録・変更や医療費の確認などができます。サイト内にある「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」から連携手続きを行うと、簡単に登録が完了します。
ユーザーIDを取得する
マイナポータルを使わず、ねんきんネットからユーザーIDを取得することも可能です。ねんきんネットの利用登録画面にて、基礎年金番号、氏名、生年月日、メールアドレスなどの情報を入力して申請します。
アクセスキー(ユーザーID取得のための17桁の番号)を持っている人は、アクセスキーを入力して申請すると、ユーザーID確認用のメールが届きます。
メールに記載のURLにアクセスすると、画面上でユーザーIDの確認が可能です。アクセスキーを持っていない人は、申請後、5営業日ほどでハガキでユーザーIDが通知されます。
定期的に年金記録を確認しよう
年金記録の確認には、ねんきんネットの利用がおすすめです。最新の年金記録の確認や見込年金額のシミュレーションなどができます。登録にはマイナポータルからの連携がスムーズです。
年金は保険料を納付した月数によって、将来の受取額が変わります。保険料を納付したのに未納となっていたり、標準報酬額が明らかに誤っているような場合は、記録もれ・誤りの可能性もあります。気になる人は、年金事務所に問い合わせてみてください。
定期的に年金記録を確認して、将来、きちんと年金を受給できるようにしておきましょう。
出典
日本年金機構 「ねんきんネット」ご利用ガイド
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部