更新日: 2022.11.17 その他年金
「年金受給額」を増やしたい!未払いを確かめる方法って?
しかし、自分の納付状況をどうやって確認したらいいか分からないという方もいるのではないでしょうか。そこで、この記事では年金保険料の払込状況を確認する主な方法について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年金事務所やねんきん定期便で確認する
公的年金には、国民年金と厚生年金の2つがあり、掛金の徴収や記録を管理しているのは日本年金機構になります。その日本年金機構の事務所(いわゆる「年金事務所」)は全国各地に点在しているので、直接窓口まで行って納付状況を確認することも可能です。
年金事務所は各都道府県に1つだけでなく、主要な地域ごとに存在する場合が多いので、対面で確認をしたい場合は足を運んでみるとよいでしょう。その際は、事前に予約をしておくと安心です。また、訪れる際は年金手帳など、基礎年金番号を確認できるものを持参しておくとスムーズです。
また、日本年金機構では、年金制度への国民の理解を深めることを目的として、年金加入者に対して定期的に「ねんきん定期便」を発送しています。ねんきん定期便には加入者が35歳、45歳、59歳といった節目の年に送られる封書形式と、それ以外の年に送られるはがき形式の2種類があるのが特徴です。いずれもこれまでの加入状況が記載されているので、未払いを確認するのに役立ちます。
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ねんきんネットで確認する
自宅にいながらにして年金保険料の納付状況を確認したい方におすすめなのが、ねんきんネットを活用する方法です。ねんきんネットとは日本年金機構が運営するサイトで、年金に対する「シーン別Q&A」の確認や「各種の申請・届出」などが行えます。その中のメニューの1つにねんきんネットがあり、年金納付状況の確認も可能です。
ただし、利用するためには新規利用登録を行わなければいけません。新規利用登録をするには、「ユーザーIDを取得する」「マイナポータルから登録する」の2つの方法があります。
ねんきんネットのユーザーIDを取得するには、まず基礎年金番号とメールアドレス、アクセスキーが必要です。アクセスキーとはねんきんネットのユーザーIDを取得するのに必要なパスワードのことで、20歳に到達した人に対して日本年金機構が通知書を送っています。
もしも、通知書を紛失してしまった場合は、新規登録ボタンを押した後に表示される「アクセスキーなし」をクリックすれば後日郵送してもらえるので、届くまで待ちましょう。アクセスキーがある人は利用規約を確認したうえで同意し、その後は画面の案内に従って住所や氏名などを入力していくだけです。
一方、マイナポータルから登録する場合は、マイナンバーカードとメールアドレスが必要になります。パソコンやスマートフォンからマイナポータルにログインして、「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」というボタンをクリックしましょう。あとは、ねんきんネットの利用規約に同意すれば連携手続きが始まり、利用できるようになります。
もしも未納がある場合は、追納も検討しよう
年金保険料の払込状況を確認する方法には、さまざまな手段があるので、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。もしも国民年金保険料の未納期間が判明した場合は追納することも可能ですが、納付期限から2年以内という時効が存在するので注意が必要です。また、納付が難しい場合は猶予・免除について年金事務所などに相談しましょう。
なお、今回紹介したねんきんネットでは将来受け取れる年金額のシミュレーションもあります。老後資金が心配な方は、年金保険料の払込状況を確認するついでに一度試してみるのもよいでしょう。
出典
日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構 ねんきんネット」の登録方法
日本年金機構 保険料を納めなかった期間がありますが、今から納めることができますか。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部