更新日: 2022.12.05 国民年金

国民年金保険料はまとめ払いすればお得になる!前納割引額とは

国民年金保険料はまとめ払いすればお得になる!前納割引額とは
2022年度の国民年金保険料は月額1万6590円です。国民年金保険料は、生活保護を受けているなど一部の例外を除き、必ず支払わなくてはいけません。フリーランスなどの第1号被保険者であれば、自分で国民年金保険料を払わなくてはいけないので、安くできる方法も上手に取り入れましょう。
 
本記事では、まとめ払いすることで国民年金保険料が安くなる制度について解説します。

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・売却金のお使いみちに制限がないので自由に使えます
・家の維持にかかるコスト・リスクが無くなります
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FINANCIAL FIELD編集部

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国民年金前納割引制度とは

国民年金保険には、「国民年金前納割引制度」が設けられています。簡単にいうと、国民年金保険料を本来の支払期限より早く支払うことで、割引が受けられる制度を指します。国民年金保険料をどのような方法で支払うかによっても、割引額が違うため注意しましょう
 

口座振替で支払う場合の振替額

まず、口座振替で支払う場合の割引額は図表1の通りです。なお、表内の数字は令和4年度の国民年金保険料に基づいています。
 
図表1

振替方法 1回あたりの納付額 割引額 2年分に換算した割引額 振替日
2年前納 38万1530円 1万5790円 4月末日
1年前納 19万4910円 4170円 8340円 4月末日
6ヶ月前納 9万8410円 1130円 4520円 4月末日
10月末日
当月末振替(早割) 1万6540円 50円 1200円 当月末日
翌月末振替(割引なし) 1万6590円 なし なし 翌月末日

日本年金機構 国民年金前納割引制度(口座振替 前納)に基づき筆者作成
 
なお、振替日当日が休日の場合、休み明けの最初の営業日に口座振替が行われます。
 

納付書を使って現金で支払う場合の振替額

次に、納付書を使って現金で払う場合の割引額は図表2の通りです。クレジットカード払いの場合も、この割引額が適用されます。
 
図表2

振替方法 1回あたりの納付額 割引額 2年分に換算した割引額 支払期限
2年前納 38万2780円 1万4540円 4月末日
1年前納 19万5550円 3530円 7060円 4月末日
6ヶ月前納 9万8730円 810円 3240円 4月末日
10月末日
通常の支払額 1万6590円 なし なし 翌月末日

日本年金機構 国民年金前納割引制度(現金払い 前納)より筆者作成
 

手続きには期限があるため注意が必要

すでに触れた通り、2年前納(4月~翌々年3月分)、1年前納(4月~翌年3月分)、6ヶ月前納(4~9月分、10月~翌年3月分)をすれば、割引額も大きくなります。ただし、口座振替で払うための手続きや、現金前納での支払いには、期限が設けられているので気を付けてください。
 
令和5年分の場合の期限を図表3にまとめました。
 
図表3

日本年金機構 国民年金前納割引制度(口座振替 前納)、国民年金前納割引制度(現金払い 前納)より筆者作成
 
今後、前納割引制度を使う場合は、いつまでに手続きもしくは支払いを済ませればよいか、日本年金機構のWebサイトで確認してください。
 

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・家の維持にかかるコスト・リスクが無くなります
・借り入れせずに資金を調達できます

まとまったお金が確保できるなら試す価値あり

国民年金保険料を2年分前納する場合、割引額はかなり大きくなります。この先もフリーランスや自営で仕事を続けていくつもりで、ある程度まとまった金額が確保できるなら、前納割引制度を使う価値はありそうです。まとまったお金を用意するのが難しい場合でも当月末振替をすれば、ひと月あたり50円の割引になります。こちらならハードルがだいぶ下がるので、併せて検討しましょう。
 

出典

日本年金機構 国民年金前納割引制度(口座振替 前納)
日本年金機構 国民年金前納割引制度(現金払い 前納)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部