更新日: 2023.01.17 国民年金

【国民年金保険料を安くする方法】口座振替とクレジットカード納付はどちらがお得!?

【国民年金保険料を安くする方法】口座振替とクレジットカード納付はどちらがお得!?
自営業者など、国民年金の第1号被保険者は、国民年金保険料を自分で納める必要があります。
 
「国民年金保険料をできるだけお得に支払いたい」「口座振替とクレジットカード納付ってどっちがお得なの?」と思った経験がある方も多いのではないでしょうか?
 
本記事では、国民年金保険料を最もお得に支払う方法を紹介します。口座振替とクレジットカード、どちらで支払うべきかについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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自営業者は年金保険料を自分で納付する

毎月給与から年金保険料が天引きされている会社員の方はイメージしづらいかもしれませんが、個人事業主やフリーランスなどの自営業者や学生は、国民年金保険料を自分で納付します。
 
保険料の納付方法の種類はさまざまで、口座振替やクレジットカード納付などが可能です。それぞれの納付方法について解説します。
 

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前払いで保険料がお得になる

国民年金保険料は、前払いで支払うことが可能です。1ヶ月分の保険料を支払うのではなく、複数回分の保険料を一度に前払いすれば、保険料の割引が適用されます。
 
6ヶ月分、1年分、2年分から選択可能でき、令和4年度の支払い方法ごとの保険料は図表1のとおりです。
 
【図表1】

1ヶ月分 6ヶ月分 1年分 2年分 ※1
本来水準保険料 1万6590円 9万9540円 19万9080円 39万7320円
現金納付
(前払い)
9万8730円
(割引率0.8%)
19万5550円
(割引率1.8%)
38万2780円
(割引率3.7%)
クレジットカード納付
(前払い)
9万8730円
(割引率0.8%)
19万5550円
(割引率1.8%)
38万2780円
(割引率3.7%)
口座振替
(前払い)
9万8410円
(割引率1.1%)
19万4910円
(割引率2.1%)
38万1530円
(割引率4.0%)

※1…令和5年度の保険料は1ヶ月あたり1万6520円のため2年分の保険料を前払いした際の本来水準保険料は、令和4年度保険料×12+令和5年度保険料×12で計算しています。
 
厚生労働省 日本年金機構 知っておきたい年金のはなしを基に筆者作成
 
同じ前払いでも、納付方法により割引率に差があります。
 
最も割引率が高いのは、2年分の保険料を口座振替(前払い)で支払う方法です。割引率は、4%となります。保険料相当を自分で資産運用し、資産を増やした方がお得という考え方もありますが、一般的には前払いを選択した方がお得でしょう。
 
また、保険料の前払いをしている期間に被保険者が亡くなった場合には、原則、死亡日の翌日の属する月以降分の保険料が還付されます。
 

口座振替とクレジットカード納付どちらがお得になるかはクレジットカード次第

図表1のとおり、クレジットカード納付よりも口座振替の方が割引率は高くなります。しかし、クレジットカードはポイントが付くため、クレジットカード納付の方がお得と考える方も多いのではないでしょうか?
 
クレジットカードは還元率の高いものだと1%近くのポイントがつきます。
 
ただし、国民年金保険料の支払いにおいてはポイントが付かなかったり、還元率が大幅に悪化したりする場合が多いです。クレジットカード会社により対応がさまざまですので、支払い方法を決定する前に、必ず保有しているクレジットカードの国民年金保険料支払い時のポイント還元率を確認しましょう。
 
国民年金保険料を2年分前払いする際に、クレジットカードの方が口座振替よりお得になるポイント還元率は0.33%以上ですので、参考にしてみてください。
 

出典

厚生労働省・日本年金機構 知っておきたい年金のはなし
日本年金機構 国民年金前納割引制度(現金払い 前納)
日本年金機構 国民年金前納割引制度(口座振替 前納)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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