更新日: 2023.03.03 国民年金

【1万円以上の差!?】国民年金保険料は「現金」「クレカ」「口座振替」のうちどれが一番「おトク」なの?

【1万円以上の差!?】国民年金保険料は「現金」「クレカ」「口座振替」のうちどれが一番「おトク」なの?
国民年金保険料は決められている納付期限までに納付が必要ですが、何度も支払うのが面倒だと感じているなら前納する方法が挙げられます。前納すれば支払い忘れが起きにくいのに加えて、前納期間や前納方法によって国民年金保険料を抑えることが可能です。
 
本記事では前納期間や前納方法によって、どれくらいの保険料が変わるかについて解説するので参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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令和5年度の国民年金保険料

国民年金保険料は年齢や性別などに関係なく法によって一律で決められており、厚生年金保険料と違って所得金額によって変動することはありません。
 
令和5年4月から令和6年3月までの国民年金保険料は、毎月1万6520円・年間19万8240円です。令和4年度の国民年金保険料は毎月1万6590円・年間19万9080円であり、令和5年度では令和4年度と比較して毎月70円低くなっています。国民年金保険料は毎年見直しがおこなわれているため、年度によって多少変動する点が特徴です。
 

令和5年度の国民年金保険料を前納したケース

令和5年度の国民年金保険料を前納したケースですが、納付期間や納付方法によってどれくらい割引されるかは異なっています。
 
納付期間は6ヶ月前納・1年前納・2年前納の3つが挙げられ、納付方法は現金納付・クレジットカード納付・口座振替の3つになります。ただし、納付方法での国民年金保険料は現金納付とクレジットカード納付は同じであり、口座振替だけが違う点は把握しておきましょう。令和5年度の国民年金保険料を前納したケースは、図表1を参考にしてみてください。
 
図表1

6ヶ月前納
(毎月納付差額)
1年前納
(毎月納付差額)
2年前納
(毎月納付差額)
現金納付
クレジットカード納付
9万8310円
(810円の割引)
19万4720円
(3520円の割引)
38万7170円
(1万4830円の割引)
口座振替 9万7990円
(1130円の割引)
19万4090円
(4150円の割引)
38万5900円
(1万6100円の割引)

厚生労働省 令和5年度における国民年金保険料の前納額についてより作成
 
基本的には前納期間が長いほど国民年金保険料の割引額は大きくなるのに加えて、現金納付・クレジットカード納付よりも口座振替の方が割引額は大きくなります。最大で国民年金保険料の割引を受けたいと考えるなら、2年前納の口座振替を選択しましょう。大切なのは無理のない範囲で前納をおこない、日常生活などには影響が出ないように注意する点です。
 

前納するための手続きについて

国民年金保険料を前納する場合は手続きが必要になりますが、現金納付では自治体から送られている国民年金保険料納付書を利用して金融機関窓口などで支払いをおこないます。
 
一方でクレジットカード納付と口座振替による前納の場合、自治体窓口や年金事務所に必要書類を提出しなければなりません。支払い方法の変更手続きをしていないなら同時に変更手続きもおこない、自治体窓口や年金事務所の指示に従って必要書類の提出をしましょう。
 

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まとめ

国民年金保険料は前納期間や前納方法によって異なるため、自分にとって適している方法の選択が大切です。ただし、国民年金保険料の前納には手元資金が必要になるので、手元資金に余裕がない状態で無理やり前納するのはおすすめできません。手元資金に余裕がある状態で、少しでも国民年金保険料を抑えたいケースでは前納はしましょう。
 
他にも前納期間が終了した後には再び納付をしなければならないため、前納期間が終了する前に次も前納するか毎月納付するか考える必要があります。
 

出典

日本年金機構 国民年金保険料
厚生労働省 令和5年度における国民年金保険料の前納額について
日本年金機構 国民年金保険料の前納
 
※ 2023/3/3 記事を一部、修正いたしました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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