【50歳以上】ねんきん定期便の見方は?毎月いくらもらえる?
配信日: 2023.03.20
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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50歳以上は様式が変わって重要度が上がる
自分の年金記録を確認できる「ねんきん定期便」ですが、50歳以上になると様式が変わって、より重要度が増します。
なぜなら、現時点の納付状況が60歳まで続くと仮定した場合、どのくらい年金をもらえるか試算されていて、実際の年金額に近い数字を確認できるからです。
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50歳以上の人の「ねんきん定期便」の見方
ここから、「ねんきん定期便」が届いたら必ず確認したい部分を中心に説明します。はがき版の場合は、表面だけでなく裏面にも重要な内容が記載されているので注意しましょう。
最近の月別状況
「最近の月別状況です」の欄から、直近1年間の納付状況を確認できます。国民年金(第1号・第3号)と厚生年金保険の加入区分、標準報酬月額、標準賞与額、保険料納付額で、ご自身が該当する部分に記載されています。
●納付したはずなのに未納になっている
●免除や納付猶予制度の手続きをして受理されたのに反映されていない
このように、内容にもれや誤りがある場合は必ず役所や年金事務所に問い合わせましょう。
これまでの年金加入期間
「これまでの年金加入期間」には、ねんきん定期便作成年月日の前々月までの加入月数が記載されています。特に、受給資格期間の内容を確認しましょう。将来年金を受け取るためには、原則10年(120月)以上の受給資格期間が必要です。それに満たない場合は、全く年金を受け取れなくなってしまいます。
万一、現時点で10年に満たない場合は、すみやかに役所や年金事務所で相談し、経済的な事情等で納付が難しい場合は免除や納付猶予制度を活用しましょう。
老齢年金の種類と見込額(年額)
「老齢年金の種類と見込額(年額)」には、現在の加入条件が60歳まで続くと仮定した場合に、65歳からの想定年金額が記載されています。受給開始年齢、年金種別、合計額を見ることで、自分がもらえる年金をイメージすることができます。
毎月いくらもらえるか知りたい
50歳未満の人と大きく違うのは、「老齢年金の種類と見込額(年額)」の欄があることです。ここを見ることで、何歳から、どの種類の年金を、いくら受け取れるのかが確認できます。
はがき版の場合は表面に記載されている棒グラフのデータでも、老齢年金の見込額を確認できます。
●老齢年金の見込額(65歳からの想定金額)
●老齢年金の見込額(70歳まで遅らせた場合)
●老齢年金の見込額(75歳まで遅らせた場合)
年金受給開始を70歳まで遅らせると最大42%、75歳まで遅らせると最大84%増える可能性がある旨も記載されています。
このように「ねんきん定期便」に記載されている内容や金額を見ることで、老後の生活設計をどうするのか立てることができます。
まとめ
本記事では、50歳以上の人に送付される「ねんきん定期便」の見方や、老後に毎月いくらもらえるか確認する方法を解説しました。
老齢年金の種類と見込額は、あくまで現時点の試算です。現時点から60歳まで収入が大きく減った場合、定年後も働いて厚生年金に加入し続ける場合などは将来の年金額が変わります。それでも実際の年金額に近い数字を確認してイメージできるのは大きいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
出典
日本年金機構 令和4年度「ねんきん定期便」の様式(サンプル)50歳以上の方
日本年金機構 令和4年度「ねんきん定期便」(ハガキ)の見方 50歳以上の方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部