更新日: 2023.05.21 国民年金

月400円で年金の受取額が増える! 2年で元が取れる「付加年金」とは?

月400円で年金の受取額が増える! 2年で元が取れる「付加年金」とは?
月400円の負担で、将来の年金に上乗せされる付加年金。基本的に会社員は加入できませんが、加入するとメリットの大きい制度です。
 
そこで本記事では付加年金とはどういった制度なのか、どのようなメリットがあるのかについて詳しく解説します。加入対象である自営業者やフリーランスの人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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付加年金とは

付加年金とは、国民年金の保険料に月400円の付加保険料を納めることで、払い込み月数に応じて年金額が加算される制度のことです。対象となるのは自営業者やフリーランスなど、国民年金に加入している第1号被保険者となります。
 
付加保険料を納めることで、老齢基礎年金に「200円×付加保険料を納めた月数分」の年金額が上乗せされます。例えば、30~60歳までの30年間、毎月400円の付加保険料を払い込み続けると、払い込む金額は以下の通りです。
 
400円×360ヶ月(12ヶ月×30年)=14万4000円
 
一方、付加年金として上乗せされる、1年間の金額は以下の金額になります。
 
200円×360ヶ月(12ヶ月×30年)=7万2000円
 
一見受け取れる金額は半分のように感じてしまいますが、上乗せ分は年金を受け取り続けるかぎり継続されます。そのため、2年間年金を受け取り続ければ、元が取れる計算となります。
 

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自営業者やフリーランスが付加年金に加入するメリット

付加年金のメリットは、大きく分けて3つあります。
 

68歳以降の受け取りはプラス

前述した通り、年金を2年間受け取り続けると払い込んだ付加保険料分の元が取れます。
 
現在は原則65歳から年金の受給が開始するため、68歳以降の受け取りはプラスです。平均寿命も延び続けており、老後生活が長引くことを考えると、加入するメリットは大きいといえるでしょう。
 

老齢基礎年金の繰下げ支給で付加年金も増額

老齢基礎年金を繰上げ・繰下げ受給した場合、付加年金もそれに伴って金額が左右されます。
 
老齢基礎年金を繰上げ受給した場合は、付加年金も減額率に合わせて下がってしまいますが、逆に繰下げ受給した場合は付加年金も増額率に合わせて上がるということです。
 
例えば、老齢基礎年金を5年間繰下げて70歳から受け取る場合、増額率は42%です。10年間繰下げて75歳から受け取ると、増額率は最大の84%となります。付加年金も同じ利率分増えるため、一度に受け取れる金額を大きく増やせるでしょう。
 

所得から全額控除できる

付加保険料は、国民年金保険料と同じ扱いになるため、全額が所得控除の対象となります。自営業者やフリーランスの人は確定申告してメリットを享受できるでしょう。
 

まとめ

本記事では、自営業者やフリーランスにメリットの大きい付加年金について詳しく解説しました。付加保険料の申し込みは、役所・役場で手続きできます。
 
老後を見据えて、月400円の付加保険料の支払いを検討してみてください。
 

出典

日本年金機構 付加年金
日本年金機構 年金の繰下げ受給
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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